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個性派俳優 バート・ヤング死去 映画『ロッキー』シリーズのポーリー役

2023年10月20日 10時06分

 ボクシング映画『ロッキー』のポーリー役で知られる個性派俳優のバート・ヤングが今月8日、米ロサンゼルス市内で死去した。83歳だった。

 ヤングは1940年4月30日、ニューヨークのクイーンズ区で生まれ、69年から俳優としてテレビや映画に出演した。リング誌によると、海兵隊に所属していた57年から59年にかけてボクシングの試合に34試合出場、プロでは別名で14試合しているとの情報があるが、確認はできないという。

 1976年公開の『ロッキー』でシルベスター・スタローン演じる主人公ロッキー・バルボアの親友ポーリー・ペニーノを演じてアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた(作品は作品賞と監督賞を受賞)。ポーリーはアルコール依存症で、ロッキーが吊された牛肉を殴る肉屋の倉庫で働き、ロッキーの妻になるエイドリアンの兄でもあり、長く続いた『ロッキー』シリーズに欠かせない役柄だった。

 ほかに世界ヘビー級王者プリモ・カルネラを描いた『Carnera: The Walking Mountain』(2008年イタリア)に2階級制覇王者ニノ・ベンベヌチとともに出演。モハメド・アリと戦い、スタローンが『ロッキー』の着想を得たチェック・ウェプナーの伝記映画『The Brawler』(2019年アメリカ)にも出演した。

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