井上尚弥が王手の2階級で4団体統一 各階級で活発化する統一戦の動きまとめ
2023年10月25日 15時26分
2023年10月25日 14時54分
S・バンタム級のWBC&WBO王者、井上尚弥(大橋)が25日、横浜市内のホテルで記者会見を開き、12月26日に有明アリーナでWBA&IBF王者マーロン・タパレス(フィリピン)と同級4団体統一戦を行うと発表した。試合の模様はLeminoが無料ライブ配信する。
L・フライ級、S・フライ級、バンタム級と3階級を制した井上(30=25勝22KO無敗)は昨年12月16日、同会場でバンタム級4団体統一戦に成功。今年7月にS・バンタム級2団体王者スティーブン・フルトン(米)を下し、4階級制覇に成功した。2階級で4団体統一に成功すれば、S・ライト級、ウェルター級を制したテレンス・クロフォード(米)に続いて史上2人目の快挙となる。
井上は「バンタム級に続いて2階級の4団体統一がかかるものすごいデカい試合になります。バンタム級では4本のベルトを集めるのに4年7カ月かかったのに、S・バンタム級では5カ月。コロナで失われた時間を速いスピードで取り戻しています。本当に感謝したい」と語った。
タパレスについては「ゴリゴリのファイターという印象を持っていたけど、試合を見返して印象は変わった。上体の柔らかさ、ディフェンスのよさ、思った以上に技術の高い選手という印象を受けた」と語り、「モチベーションは高く、危機感を持っている」と説明。それでも「圧倒的な強さを見せた勝ちたい。見ていただく方にはKO決着をお見せしたいなと思います」と決意を述べた。
タパレス(31=37勝19KO3敗)は日本に縁の深い選手だ。15年12月に来日、WBOバンタム級挑戦者決定戦で大森将平を下し、翌年にプンルアン・ソーシンユー(タイ)から王座を奪取。17年4月の大森との防衛戦で計量に失格、王座をはく奪された。
19年12月のIBF・S・バンタム級暫定王座決定戦で岩佐亮佑に敗れ、21年12月のIBF挑戦者決定戦で勅使河原弘晶に勝利。今年4月、WBA&IBF王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)に勝利して2団体統一王者となった。
会見にはタパレスをプロモートするMPプロモーション社長のショーン・ギボンズ氏が出席し、「タパレスはフルトンと違って日本に勝ちにやってくる。日本では全勝(4戦4勝)しており、日本には慣れている」と勝利を宣言。井上も「タパレスはフィリピン初の4団体統一がかかっているし、ハングリーにくると思う」と警戒した。タパレスは現在、ラスベガスで合宿中だ。
井上は現在、メキシコ人パートナー2人とスパーリングを始めている。これまではフィリピン人パートナーを招へいすることがあったが、今回は井上が「情報がもれると困る」とメキシコ人を要望したという。
2人は1カ月の予定で、新たな2人のメキシコ人パートナーの招へいを予定している。井上は「今のパートナーがすごくいいので、延長してもらうかもしれない」と話した。11月上旬には1週間程度のジム合宿を行う可能性も示した。
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