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川崎新田ジム開設20周年記念パーティー 地域密着を強力に進め、日本王者4人を育成

2023年11月5日 17時25分

 川崎新田ボクシングジム(川崎市多摩区)の開設20周年記念パーティーが5日、同市のホテルで開かれ、ボクシング関係者や川崎市の関係者ら約180人がお祝いに駆けつけた。

パーティーであいさつする新田会長

 ボクシング界からは元日本プロボクシング協会長の大橋秀行会長、現協会長の小林昭司会長らジムの関係者が集まり、地元の川崎市からは市議会議員や商工会関係者らが出席した。会の冒頭、新田渉世会長は「地域密着とボクシングを通じた人間教育を掲げてここまでやってきた。チャンピオンもたくさんできた。支えてくれたみなさんのおかげだと肝に銘じている」とあいさつした。

 元東洋太平洋バンタム級王者の新田会長は1997年に引退後、家族で渡米。帰国後に会社員を3年勤めたのち、「ボクシングには人を変える力がある」との思いから、2003年2月に川崎新田ジムを設立した。以来、黒田雅之、西田光、古橋岳也が日本王者となり、女子の三好喜美佳は東洋太平洋で3階級を制覇。黒田の世界タイトルマッチも2度開催した。

 中でも同ジムの特徴は地域密着を掲げた取り組みだ。Jリーグ、川崎フロンターレとの連携や、防犯ロードワークに力を入れ、22年には川崎市から「かわさきスポーツアンバサダー」に認証された。また、新田会長は長く日本プロボクシング協会の事務局長を務め、冤罪を訴える元プロボクサー袴田巌さんの支援活動をリードするなど協会の仕事にも深く携わり、業界の信頼を得てきた。

 新たな出発を誓った同ジムは12月3日、地元のカルッツかわさきで自主興行「ホープフルファイトvol.41」を開催する。メインのL・フライ級8回戦でタイ人選手と対戦する日本ミニマム級1位の伊佐春輔は「次の試合に勝って、来年は必ず日本チャンピオンになります」と宣言し、会場から大きな拍手を浴びた。

会場入口に飾られたジム獲得のベルト
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