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年内撤退のショータイム 大トリはS・ミドル級王者モレル 12.16ミネアポリス

2023年11月11日 11時25分

 来月の放送を最後に37年間のボクシング中継から撤退する米国ケーブル・チャンネル「ショータイム」の最終回が12月16日、米ミネソタ州ミネアポリスのザ・アーモリーで挙行される運びになった。メインはWBA・S・ミドル級レギュラー王者ダビ・モレルJr(キューバ=写真)vs.挑戦者セナ・アグベゴ(ガーナ)。リング誌のホームページなどが伝えた。

 ミネアポリスに居住するモレル(25)はアマチュアで実績をつくった後これまで9勝8KO無敗。2019年にプロデビュー後、翌年WBA暫定王座に就き、その後レギュラー王者に昇格。5度防衛を果たし、最新試合ではヤマグチ・ファルカン(ブラジル)に初回KO勝ちした。

 サウスポーの強打者でS・ミドル級4団体統一王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)や今月25日に同じくショータイムのカードでデメトゥリアス・アンドラーデ(米)と対戦するWBC・S・ミドル級暫定王者デビッド・ベナビデス(米)との一戦が待望されている。

 ガーナ出身のアグベコ(31)は11年にプロデビュー後28勝22KO2敗。自国で15連勝後、米国初戦でTKO負け、初黒星を喫した。その後3年のブランクをへて8連勝。21年に世界ランカーのウラジミール・シシュキン(ロシア)に判定負けで2敗目を喫したが現在5連勝中。元IBFバンタム級王者ジョセフ・アグベコの弟にあたる。

 ショータイムの中継は12月9日にラスベガスでWBAウェルター級レギュラー王者エイマンタス・スタニオニス(リトアニア)が元王者キース・サーマン(米)と防衛戦、同じくWBAミドル級王者エリスランディ・ララ(キューバ)が元2階級王者ダニー・ガルシア(米)と防衛戦を行うニュースが流れた。しかしまだ正式発表はされていない。実現すればこの2つのタイトルマッチはPPV中継される予定。Photo from Ryan Hafey/Premier Boxing Champions

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