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WBA・S・フェザー級王者ガルシア今週末登場 1カ月で4王者が防衛戦の活発階級を占う

2023年11月21日 9時58分

 WBA・S・フェザー級王者エクトール・ルイス・ガルシア(ドミニカ共和国)が25日、米ラスベガスのミケロブ・ウルトラ・アリーナで挑戦者1位ラモント・ローチ(米)と防衛戦を行う。同級はWBC王者オシャキー・フォスター(米)、IBF王者ジョー・コルディナ(英)、WBO王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)が相次いで防衛戦を行うなど動きが活発。S・フェザー級の現状をまとめた。

左からコルディナ、ナバレッテ、フォスター

 WBA王者ガルシアは昨年8月、ロジャー・グティエレス(ベネズエラ)から王座を奪い、今年1月にWBAライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)の相手に抜擢された。“王者対決”には9回TKOで敗れたもののS・フェザー級王座はキープ。今回、再起戦にして初防衛戦で技巧派のローチを迎え撃つ。

 ローチ(23勝9KO1敗1分)は19年11月、WBO王者ジャメル・ヘリング(米)に挑戦して判定負けして以来、2度目の世界挑戦。ブックメーカーのオッズは3-1程度でサウスポー王者ガルシア(16勝10KO1敗)の優勢と出ている。

 WBO王者ナバレッテは先日、ロブソン・コンセイサン(ブラジル)を相手にダウンを奪いながらドロー防衛。同じイベントで3階級制覇に成功したシャクール・スティーブンソン(米)との対戦を期待する声が上がっているが、スティーブンソンはワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)らを希望しており、ナバレッテ戦には否定的だ。トップランクのボブ・アラム氏もナバレッテとコンセイサンの再戦を促す発言をしている。

 先月28日、1位挑戦者エドゥアウド・エルナンデス(メキシコ)に劇的な最終回TKO勝ちを飾ったWBC王者フォスターは試合後にトップランクと契約。同じトップランク傘下のナバレッテ、その他上位ランカーとの対戦を目指す。

 IBF王者コルディナは今月4日、エドワード・バスケス(米)に2-0判定で辛くも初防衛に成功。フォスターやナバレッテと統一戦は魅力だが、同じマッチルーム傘下で、ジョシュ・ウォーリントンとの英国対決に勝利、WBAフェザー級王座を守ってリー・ウッドとの英国ライバル対決が興行的にはうまみがありそう。ウッドは既にフェザー級王座を返上、S・フェザー級に転級している。

 また、コルディナに王座を奪われた元世界王者の尾川堅一(帝拳)、世界初挑戦を狙う力石政法(緑)がウェイティングサークルに入っており、こちらの動向も注目される。

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