元WBO女子S･フライ級チャンピオンの吉田実代が9日（日本時間10日）、米サンフランシスコのチェイス・センターでIBF女子バンタム級王者エバニー・ブリッジス（オーストラリア）に挑戦する。主催のマッチルームボクシングが明らかにした。

　“戦うシングルマザー”のニックネームを持つ吉田（35＝16勝4敗）は昨年5月に小澤遥生に敗れて王座陥落。その後はアメリカに拠点を移し、4月にニューヨークで米国初戦に勝利したものの、直近11月8日の試合は判定負けに終わった。

　こうした中、9日にブリッジスに挑戦する予定だったアブリル・マティエ（オーストラリア）がけがで試合をキャンセル。代役に指名された吉田は試合期間が1カ月しかない中で試合を受けた。37歳の“ブロンド・ボンバー”ブリッジスは9勝4KO1敗。9日の試合が2度目の防衛戦となる。

　イベントのメインはWBC･S･ライト級王者レジス・プログレイス（米）に前ライト級4団体統一王者デビン・ヘイニー（米）が挑戦する注目マッチ。イベントの模様はDAZNがPPV中継。会場はNBAゴールデンステート・ウォリアーズの本拠地として知られる。