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仲里周磨が地元沖縄で日本ライト級王座初防衛 次戦の相手 三代大訓と舌戦も

2023年12月24日 22時29分

 沖縄のジムから21年ぶりのチャンピオンとなった仲里周磨(オキナワ)が24日、沖縄空手会館(沖縄県豊見城市)で日本ライト級王座の初防衛戦に臨み、同級6位の村上雄大(角海老宝石)に3-0判定勝ちを飾った。スコアは98-92、97-93×2。

仲里(左)は長身サウスポー村上に手を焼きながらも勝利

 数字からは文句のない勝利のようにもみえるが、決して楽ではなかった。新チャンピオンの初防衛戦は苦戦しがちだが、仲里も例外ではなかった。地元リングで顔見知りが多く、しかも勝って当然とみられてはますますプレッシャーは強まる。

 挑戦者の村上はアマ歴があるが、プロではこれまで4勝1敗で10回戦の経験はない。180センチの長身、長いリーチを利したジャブが得意で、この日もチャンピオンに手を焼かせた。しかし仲里は2回にいきなり放つ右ロングフックを決めると、その後も再三この右ブローを繰り出し、ポイントを積み重ねた。

 5回を終えての3ジャッジの途中採点は、全員が仲里の優勢とつけたが、50-45とワンサイドもあれば、48-47の1点差も。後半も特にダウンシーンにつながるようなヤマ場もなく、同様のペースが最後まで続いた。8回は村上が左を好打してポイント。仲里も最終回をしっかりものにして勝利を決定づけた。

試合後は次戦の相手、三代(右)がリングインした

 結局王座獲得戦のような会心の出来にはほど遠かったが、「勝ててホッとしています」とチャンピオン。無理な打ち合いをしてバッティングで切れやすいまぶたをカットすることを警戒したと告白していた。

 次はチャンピオンカーニバルで因縁の三代大訓(ワタナベ)と再戦する予定で、この日の試合をリングサイドで観戦した三代が試合後リングに上がり仲里と対峙した。三代が仲里の勝利を祝福しつつ、次の対戦では「負ける気がしない」と強気発言をすれば、仲里も「6年前に対戦して、倒し倒されの末負けましたが、次は自分が(リベンジを)挑む試合をする」ときっぱり。「モチベーションはかなり高いです」と言っていた。いまからリマッチが楽しみだ。

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