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井岡一翔の防衛戦まで2日 「記録あとからついてくる」世界戦日本人最多22勝へ

2023年12月29日 14時17分

 大みそかに東京・大田区総合体育館で行われる「LIFE TIME BOXING FIGHTS 18」のメインイベント、WBA・S・フライ級タイトルマッチの調印式が29日、渋谷のABEMAタワーで行われた。

井岡(左)とペレス

 これが12度目の大みそか出陣となる井岡は「いいパフォーマンスを見せて必ず勝ちたい。できればKOしたい」と意気込みを語った。ペレス陣営が34歳という年齢を不安要素として指摘したことには、「毎試合、自分と向き合って成長を求めて来た。前回よりも成長した姿を見せたい」とまったく気にしなかった。

 この日は井岡と長年コンビを組むイスマエル・サラス・トレーナーも同席。「井岡は13年、しかも違う階級でチャンピオンとして活躍したきた。私たちは相手の欠点、弱点はあまり見ない。私たちのやり方でやる」と井岡のスタイルを貫いて勝利する考えを強調した。

 カバジェロ・トレーナーとともに会見したペレスは「大きなチャンスをものにする。タイトルは必ずいただく」と勝利を宣言した。グローブチェックも行われ、井岡がウイニング、ペレスはレイジェスを使用する。

グローブチェックをする井岡

 会見では26日にS・バンタム級4団体統一を成し遂げた井上尚弥(大橋)についても質問があった。井岡は「4団体統一はなかなかできなくて、それを2階級でやるのはとても素晴らしいこと」と井上の偉業に敬意を表した。

 井岡は歴代世界戦勝利数21勝で日本人トップを走るが、26日に井上に並ばれた。今回勝てば22勝となり、再びトップに立つ。井岡は「リングに上がる以上負けるわけにはいかない。記録は自然とついてくるもので、執着するものではない。自分のやるべきことをやっていきたい」とクールに答えた。

■歴代世界戦勝利数(海外を含む)
①フリオ・セサール・チャベス(メキシコ)31勝
②オマール・ナルバエス(アルゼンチン) 28勝
③ジョー・ルイス(米)         26勝
③フロイド・メイウェザー(米)
⑤リカルド・ロペス(メキシコ)     25勝
⑤ダリウス・ミハエルゾウスキー(ポーランド)
⑤オスカー・デラホーヤ(米)
⑤ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)
⑨バージル・ヒル(米)         24勝
⑨バーナード・ホプキンス(米)
⑨ポンサクレック・クラティンデーンジム(タイ)
⑫ロイ・ジョーンズJr(米)       23勝
⑫ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)
⑭モハメド・アリ(米)         22勝
⑭スヴェン・オットケ(ドイツ)
⑭ジョー・カルザゲ(英)
⑭ホルヘ・アルセ(メキシコ)
⑱ラリー・ホームズ(米)        21勝
⑱カネロ・アルバレス(メキシコ)☆
⑱井岡一翔(志成)☆
⑱井上尚弥(大橋)☆
※ジョー・ルイスは27勝説もあり

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