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2024ヘビー級戦線 ジョシュアはIBF決定戦か 最終目標はフューリーとウシクの勝者

2024年1月2日 10時49分

 12月23日のサウジアラビア興行の結果を受け、ヘビー級戦線がますます活発化してきた。2024年のヘビー級戦線の行方を占ってみよう。

2月に4団体統一戦を行うフューリー(左)とウシク

 サウジアラビアでは元3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(英)がオト・ヴァリン(スウェーデン)を5回にストップして面目躍如。一方でジョシュアとの対戦が期待されていた前WBC王者デオンテイ・ワイルダー(米)は元WBO王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)に足元をすくわれた。

 ジョシュアをプロモートするマッチルームボクシングのエディ・ハーン氏は次戦を3月のサウジアラビアに設定している。ハーン氏は「私たちはいま、3試合について話し合っている。すべて大きな試合だ」とした上で、「これまで目標にしていたワイルダーは入っていない。最終目標はフューリーとウシクの勝者だ」と英メディアに語った。

 WBC王者タイソン・フューリー(英)と3団体統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)による4団体統一戦は2月17日、サウジアラビアでゴングとなる。ハーン氏の悲願はジョシュアとフューリーの英国頂上対決だが、まずは4団体統一戦の結果を待つことになる。

 フューリーとウシクには再戦条項があり、この勝者とすぐに試合ができるかは不透明だ。そこでジョシュアが次にだれとやるかというと、ワイルダーの失脚により、IBF指名挑戦者フィリップ・フルコビッチ(クロアチア)が有力となってきた。4団体統一戦が行われるとIBF王座が空位となり、IBF指名挑戦者のフルコビッチとジョシュアで空位の王座を争うというシナリオだ。

 ほかにも11月にフューリーと互角に戦った総合格闘家フランシス・ガヌー(カメルーン)、WBO暫定王者ヂャン・ヂレイ(中)の名前を上げており、今後の動向を見て最適な相手を選ぼうとしている。 

 最後にリング誌が発表した最新のヘビー級ランキングを掲載する。3位だったワイルダーが9位に下がり、サウジ興行で、無敗の世界上位ランカー、アルスランベク・ムクマドフ(ロシア)に番狂わせの4回TKO勝ちしたアジ・カバイェル(独)が10位にランク入りした。

■ヘビー級ランキング
C オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
1 タイソン・フューリー(英)
2 アンソニー・ジョシュア(英)
3 ヂャン・ヂレイ(中) 
4 ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)
5 フィリップ・フルコビッチ(クロアチア)
6 フランク・サンチェス(キューバ)
7 ジャレッド・アンダーソン(米)
8 ジョー・ジョイス(英)
9 デオンテイ・ワイルダー(米)
10 アジ・カバイェル(独)

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