2024ヘビー級戦線 ジョシュアはIBF決定戦か 最終目標はフューリーとウシクの勝者
2024年1月2日 10時49分
2024年1月1日 15時19分
ホスベル・ペレス(ベネズエラ)に7回KO勝ちし、WBA世界S・フライ級王座を守ったチャンピオン井岡一翔(志成)が元旦に一夜明け会見を行った。
所属ジムに姿を見せたチャンピオンの顔は左目下に昨夜のぺレスの抵抗の跡があったが、まずはきれいなものだった。昨夜は5時間ほど眠ることができたという。井岡によると、試合直後は一番睡眠の質がいいそうだが、それは世界タイトルマッチの大きな重圧から勝って解放されるのが大きな理由に違いない。しかも待望のKO勝利とあってはなおさら。
田中恒成戦以来のノックアウト勝利を期していた井岡がこだわったのが「いかにして井岡のボクシングでKOするのか」ということ。「自分ができるパフォーマンスをスムーズに行って、そしてKOできたということが本当によかった」と井岡は言う。今回の勝利により、自分のボクシングの幅がさらに広がったと確信している。
ペレス戦は前のスペースで自らの間合いをつくるという、これまでより一歩踏み込んだスタイルでKOを導き出した。井岡いわく「経験を積めば後ろでつくりたくなるもの」なのがボクサーの性質だとしたら、なぜここにきて前でつくろうとしたのか。井岡は「ボクサーとして成長したいからです」と答えた。
今年も、引き続きフアン・エストラーダ(メキシコ)との対戦を求めつつ、統一チャンピオンの座を狙う。そうこうしているうちにWBAの指名防衛戦のタイミングもまたやってくるから、チャンピオンが熱望するエストラーダ戦はやはり次にでも決まってほしいものだ。
また昨夜の志成ジム興行を無料配信したABEMAによると、視聴数(再生数)は228万に上り、「こちらの期待したものに十分達しました」(格闘チャンネルの北野雄司エグゼクティブ・プロデューサー)とのことだ。ABEMAは今後も井岡の試合を配信したい考えという。
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