WBAバンタム級王座防衛の井上拓真「偉大な兄と比べられるので…」会心勝利に「自信になった」
2024年2月25日 0時10分
2024年2月24日 22時32分
アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に6回1分12秒TKO勝ちし、WBCバンタム級新チャンピオンに輝いた中谷潤人(M.T)が「階級を上げた試合でこういう成果を残したのは自信になりました」と会心の一戦を振り返った。
バンタムでも大柄なサイズとサウスポースタンスを生かし、小柄なサンティアゴの侵入を序盤から拒んだ。「ガンガン来るという想定のもと、距離をキープして戦い、最後はしっかりきれいに当てることができました」と中谷。
フィニッシュした6回は、ルディ・エルナンデス・トレーナーから「テンポを変えろ」という指示が出ていたという。出てくるサンティアゴに備え、序盤から特に気をつけて低く構えていたが、この回は練習したアップライト気味になって放つワンツーで強烈なダウンをマークした。
「(最初のダウンで)効いているのは分かりました。左でバランスを崩したところに右が当たったと思います」と自らKOシーンを解説した。勝利の瞬間は感情を爆発させたが、ルディから以前「(敗れた)相手のことも考えろ」という教えを受けたことを思い出して自重したという。
数々の印象的な日本人チャンピオンが手にしたWBCバンタム級のベルトを腰に巻いた中谷。最新のチャンピオンは「中谷潤人の色を見てもらいたいというか、中谷潤人のボクシングを楽しんでもらえたら」と抱負を述べた。かねてからの目標である「PFP入り」にまた一歩近づいた中谷である。
一方、初防衛に失敗したサンティアゴは試合後の会見で「中谷は距離を取るのが上手だった」と敗因を語った。もっとプレッシャーを強くかけて中に入りたかったそうだが、それを許してくれなかったという。「いい調子でしたし言い訳はしません。中谷におめでとうと伝えたい」と潔かった。
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