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2年連続女子MVPの晝田瑞希 3度目のロサンゼルス“虎の穴”合宿「仕留める意識」に磨き

2024年3月14日 8時45分

 WBO女子世界S・フライ級王者の晝田瑞希(三迫)が14日から1ヵ月、米ロサンゼルスで合宿を行う。2年連続で女子年間MVPに選出され、女子ボクシングの顔になったサウスポーは今年1月12日、韓国のタフなベテラン、パク・ジヒョンを6回でストップし、V2に成功。初回わずか63秒の間に4度倒してケーシー・モートン(米)を下した初防衛戦に続いて、攻撃力アップを強く印象づけたが、「もっと強くなるために。自分に足りないものを見つけに行きたい」と貪欲に成長を求める。

晝田(右)と加藤トレーナー

 行く先はマニー・ロブレス・トレーナーが運営する「ノックアウト・ボクシング・ファシリティー」で、これが通算3度目になる。「みんな、いつ帰ってくるの? と言ってくれる」とすっかり「チーム・ロブレスの仲間」として迎えられているそうで「もうひとつの自分の居場所」になっている。

 ロブレス・トレーナーのもとには各地から強さを求めて女子選手も多く集い、上はS・バンタム級までさまざまな女子選手と存分にスパーリングができる環境にあるという。「みんな、体も強いし、パワフル」と行くたびに大いに刺激を受ける。「本当は怖いんですけど」と舌を出しつつ、「チャレンジして、失敗することで、自分が成長する材料が見つかる」と前向きにトライ・アンド・エラーを繰り返したいと笑顔で語る。

「自分にはまだ攻撃力に伸びしろがある」とテーマは引き続き攻撃力の強化。前回、パクをフィニッシュした6回はコーナーの加藤健太トレーナーからのゴーサインを受け、ラウンド開始から徹底したボディー攻撃でロープ際に押し込み続け、ストップに持ち込んだ。これまでは「仕留める」意識はなく、「倒れるときは自然と倒れる」感覚だったそうだが、「効かせるパンチ」から「仕留める意識」まで磨きをかける。

 一方で、アマチュアで培ったテクニックやスピード、ステップワークなど、これまでの自分のよさも消さないように現地でのスパーリングや練習の動画、新たに学んだことは加藤トレーナーと共有する。「加藤さんが理解して、解釈して、私のボクシングにうまく落とし込んでくれる」。

 帰国して、融合し、継続することで“プラスアルファの強さ”になる。実はパク戦で見せた最後のボディー攻めは米国のスパーリングで「自分がやられて嫌だったこと」で、逆に加藤トレーナーが取り入れたのだという。晝田は胸を張る。

「ロサンゼルスにはマニーがいて、三迫ジムには加藤さんがいて、私は最強だと思う」

 目標は「もっと大きな舞台」や「米国のリング」で活躍すること。だが、それは「自分ではどうしようもできないこと」で「自分にできるのは文句のつけようがないぐらい強くなること」と晝田。米国のジムでは誰が見ているか分からない。もちろん、スパーリングで強さをアピールし、「チャンスをつかむこと」も目的のひとつになる。

 円高もあり、費用的には大変だが、「自分には立ち止まってるヒマはないし、休んでる時間はない。あとで後悔しないように行動したい」という。4月12日、28歳の誕生日はロサンゼルスでチーム・ロブレスと迎える。「また強くなって、帰ってきたい」と誓っていた。(船橋真二郎)

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