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井上拓真に挑戦の石田匠「思い切り殴り合いたい」5.6東京ドーム決戦に必勝誓う

2024年3月21日 21時50分

 5.6東京ドームで開催される4大世界戦興行で、WBA世界バンタム級王者の井上拓真(28=大橋)に挑む同級1位の石田匠(32=井岡)が21日、大阪市内の所属ジムで会見し、打倒・井上を誓った。

石田(左)と井岡会長

 石田は25歳だった2017年10月、WBA・S・フライ級王者カリド・ヤファイ(英国)に敵地で判定負けして以来、7年ぶりにつかんだ世界挑戦。「まず世界戦ができるのはボクサーとして幸せなこと。会長、マネージャーに感謝します。ようやく来たな、必ず勝って世界一になります」と意気込んだ。

 井岡一法会長は「石田は昨年6月の挑戦者決定戦で南米の選手に足の動きもパンチのスピードも上回ってチャンスをものにしてきた。王者の井上は気持ちの強いアグレッシブな選手だが、クリンチをさせない試合展開に持っていきたい」と井上のクリンチを警戒した。

 井上拓真は、興行メインで元世界王者ルイス・ネリ(メキシコ)と戦うS・バンタム級4団体統一王者王者、井上尚弥(30=大橋)と「兄弟同日防衛」を狙う。石田は「理想はTKO。相手はクリンチが多いが、僕はしない。思いっきり殴り合いたい」と4大世界戦の主役になる構えだ。フィリピンから呼び寄せた2人スパーリングを重ねて仕上げ、井岡一翔、宮崎亮に続く井岡ジム3人目の世界王者を目指す。

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