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5.4世界バンタム級王座挑戦の西田凌佑 「接近戦でもらわない」 IBF王者ロドリゲス対策順調

2024年4月9日 23時46分

 5月4日、大阪市のエディオンアリーナ大阪でIBFバンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に挑戦する同級1位、西田凌佑(六島)が試合まで1ヶ月を切った9日、同市のジムで練習を公開、順調な仕上がりを見せた。

武市トレーナーとミット打ちする西田

 3月27日には近大ボクシング部同期で、元女子日本王者の妻沙捺(旧姓河野)さんが第一子の長女莉奈ちゃんを出産、パパとなって初の試合、しかも世界初挑戦にモチベーションは高まっている。

 奈良県出身のサウスポーの西田は県立王寺工高でボクシングを始め、近大で活躍。卒業後、いったん大手パンメーカーに就職したが、近大の同期生が六島ジムからプロデビューしたのに刺激されて、19年プロ入りした。

 3戦目の20年12月、世界戦経験があった大森将平(ウォズ)に判定勝ち。21年4月には元世界王者の比嘉大吾(志成)をも破ってWBOアジア・パシフィック・バンタム級タイトルを獲得、一気に注目される存在に。2度防衛の後、昨年8月にはIBF世界バンタム級挑戦者決定戦を勝利した。戦績は8勝1KO無敗。

 王者、ロドリゲスは19年11月に井上尚弥(大橋)と王座統一戦を戦ったこともある強豪。戦績は22勝13KO2敗1無効試合。西田は「スピード、テクニック、カウンターがあり、穴はないと思うが、相手にさわらせない、右ストレート、左フックをもらわないで、自分のペースに持ち込みたい」と語る。

 世界戦を戦う石田匠(井岡)ともスパーリング、現在は体格が上回る大学選手、フィリピンから呼び寄せた地域王者と連日スパーリング練習を続けるとともに、武市晃輔トレーナーの指導でランニングマシンなどを使って下半身強化に努めている。

 課題の減量も順調という西田は「強いチャンピオンに挑めるのが楽しみ。武市トレーナーの指示で、いろいろな場面を想定して練習を積んでいる。井上王者のように接近戦でもパンチをもらわないボクシングができるように集中して練習していきます」とこれからは200ラウンドが目標のスパーリングで研ぎ澄ませていく構えだ。

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