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5.18日中タイ対抗戦発表 強打の全勝ホープ中野幹士&矢代博人、日本1位の玉山将弥が参戦

2024年4月12日 15時06分

 5月18日の後楽園ホール「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」が「G.O.A.T MATCH vol.3」を開催。12日、日本ボクシングコミッションで記者会見が開かれ、日中タイ対抗戦6試合に出場する日本人6選手が意気込みを語った。

左から帝拳の玉山、中野、矢代

 メインを張るのは日本フェザー級5位の中野幹士(帝拳)で、サターポン・サアット(タイ)とフェザー級10回戦を行う。フェザー級とライト級でWBCアジア王座を獲得しているサターポン(13勝8KO1敗)は20歳の新鋭。中野は「相手はタフで好戦的な選手。プレッシャーにのみ込まれないよう、自分から仕掛けていきたい」と抱負を述べた。

 デビューから9連勝(8KO)をマークし、タイトルマッチは射程圏内だ。本人は「目の前の試合のことしか考えない」というが、先日は同門の同級性、李健太が日本S・ライト級王座を獲得。東京農大の同級生、桑原拓(大橋)は5月6日の東京ドーム興行でWBAフライ級王者、ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に挑戦する。

 先のことは考えない主義の中野は「現実に決まった試合に勝っていくことが、タイトルマッチにつながると思う」とも語り、ベストパフォーマンスを披露して、自然にタイトルマッチへの流れを作ろうとしている。

 イベントのセミ、日中戦のメインはデビューから5連続KO勝利のホープ、日本バンタム級15位の矢代博人(帝拳)が務める。チャオ・ジュン(中国)とバンタム級8回戦だ。

 チャオ(13勝10KO4敗2分)は昨年5月の日中戦でも来日し、山口臣馬に8回判定負けしたものの好試合を演じた。矢代は「気持ちの強い選手なので、序盤からジワジワ崩していきたい」と慎重な姿勢ながら、「日中戦のメイン、必ず倒して勝ちたい」と6連続KO勝ちを予告した。

 もう一つの8回戦は、日本S・ウェルター級1位の玉山将弥(帝拳)がヅアイ・ファン(中国=6勝4KO1敗)とのS・ウェルター級戦だ。玉山(14勝8KO4敗)は21年12月、日本ウェルター級王者の小原佳太に挑戦して敗れ、22年11月には日本S・ウェルター級ランカーの足名優太(金子)にも敗れて連敗中。

 昨年5月、リングネームを将也から将弥に変更し、帝拳ジムの浜田剛史代表から「帝拳ジムで名前を変えたのはオレしかいないぞ(剛から剛史に変更)」と励まされ、同年7月には左ひじの手術もして心機一転。1年半ぶりにリングに立つ玉山は「復帰戦で何が何でも勝ちたい気持ちが強い」と復活の勝利を誓った。

後列左から2人目が菊池、右へ山本、上野

 第3試合でソン・ザン(中国)とのウェルター級6回戦に臨む山本諒真(DANGAN)は「中国人選手は気持ちが強い印象なので、気持ちで負けないよういしたい」。第2試合でダウス・リテ(中国)とフェザー級6回戦を行う上野永吉(ワタナベ)は「勝ったらA級に昇格できる。必ず勝って盛り上げたい」。第1試合でゴン・エンコン(中国)と138ポンド契約4回戦の菊池音央(新日本木村)は「前回負けているので、勝っておいしいラーメン二郎を食べたい」と意気込みを述べた。

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