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井上尚弥に挑戦のネリ「井上はマイケル・ジョーダンではない」5.6東京ドーム 番狂わせに自信

2024年4月23日 14時58分

 5.6東京ドーム「Prime Video Presents Live Boxing 8」のメインでS・バンタム級4団体統一王者、井上尚弥(大橋)に挑戦する元2階級制覇ルイス・ネリ(メキシコ)が24日、東京・神楽坂の帝拳ジムでメディアの取材を受けた。

ネリのミット打ちは腕がしなる印象だ

 ジムには70人ほどの報道陣、関係者でごった返し、ジムのスリッパが足りなくなったのは初めて(帝拳ジム)という盛況ぶり。笑顔でバンデージを巻いたネリはトレーナーのサミール・ロサーノ氏と記者会見した。

 日曜日に来日したネリは「東京は前からとても好きだ。静かで居心地がいい。前回(18年3月1日の山中慎介戦い)は寒かったけど、今回は暖かいので体重を落とすにも好都合だ。過去の試合に比べて? 10倍、20倍よく仕上がっている」と自信のコメント。この日の体重は127ポンド(57.6キロ)で、S・バンタム級のリミットまで2.3キロであることも明かした。

 井上の存在は、井上が優勝したトーナメント戦WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)のころから意識していたそうで、「私はWBSSに出たかったが、出られなかった。4年間待ち続けた」と悲願の井上戦であることを明かした。

 その井上について「グレートなボクサーだと思う」と敬意を忘れなかったが、「海外メディアに“井上は平凡ボクサー”と発言しているが?」と問われると、「そう思う。過大評価されていると思う」、「バスケットボールのマイケル・ジョーダンのような選手ではない」とバスケのレジェンドの名前を上げて説明。過大評価の根拠の一つとして「(マーロン・)タパレスと10ラウンドまで戦ったこと」を挙げた。

 井上の弱点を問われると、「いくつか見つけている。勉強してきた。ディフェンス面だけでなく、それ以外にもいくつかある」と強気な姿勢を見せた。ロサーノ氏によると、井上のスパーリング・パートナーを務めたメキシコ選手からも情報を得たという。

チームのメンバーと

 ネリは「とても厳しい試合になると思うが、それは私にとっても井上にとってもだ。ともに勝つ可能性があるが、私はメキシカン、すべてをリングで出し、リングで死ぬ覚悟がある」と必勝を宣言した。

 練習はシャドーボクシングとミット打ちを1ラウンドずつ披露、ワイルドなパンチはなかなか迫力があった。練習を視察した井上真吾トレーナーは「ワイルドな打ち方は想定内。(発言内容は)リスペクトしながら自分の気持ちも伝えていた。普通ですよね」とコメント。「思いのほかサクッといくのか、厳しい試合になるのか。どっちもありますよね。そこは本番になってみないと分からないですね」と本番を楽しみにしている様子だった。

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