ミドル級2団体統一戦まさかのキャンセル アリムハヌリが脱水症状で入院 セミがメインに昇格
2024年7月13日 10時24分
2024年7月12日 21時40分
日本ミニマム級タイトルマッチが12日、後楽園ホール「ゴールデンチャイルドボクシング vol.139」のメインで行われ、王者の高田勇仁(ライオンズ)が挑戦者7位の金谷勇利(金子)に3-0判定勝ち。4度目の防衛に成功した。スコアは96-94×2、97-93。
これがV4戦となる高田に、昨年2月にWBOアジアパシフィック王座を小林豪己(真正)と争って敗れた中央大出身の金谷が挑んだ。
探り合いの初回、金谷はジャブから右につなげ、高田の右ボディが光る。高田は2回、左のダブル、右ストレートを繰り出し、攻撃の幅を広げていった。高田は4回、余裕があるのか、ガードを下げて金谷を誘う。金谷は左目の上をヒッティングでカットした。
5回は高田がボディワークでパンチを外し、左右のボディブローをヒット。前半を終わっての公開採点は、48-47、49-46×2でチャンピオンがリードした。
高田はパンチが多彩で、タイミングの取り方がうまい。6回は左フック、左右のボディをヒットした。追い上げたい金谷はジャブ、右を当てるシーンもあるのだが、カウンターを食らったり、ボディを食らったり、ラウンドを通して優位に立つことができない。
高田は余裕を持ちすぎて雑なもらい方をするが、見栄えのいいパンチを決めていく。リードを許した金谷も食らいつき、コツコツとパンチを当てていく。9、10回は激しい打撃戦を展開。高田は崩れずにゴールテープを切った。
WBA2位、WBC11位、IBF15位にランクされる26歳の高田は15勝6KO8敗3分。高田は「金谷選手が強くて倒すことができなかった。ベルトを返上した小林豪己選手と戦いたい。挑戦を受けてください」とアピールした。27歳の金谷は5勝1KO3敗。中央大の先輩、パリ五輪代表の岡澤セオン(INSPA)も応援に訪れたが実らなかった。
◇ミドル級8回戦
細川チャーリー忍(金子)[3-0(77-74×2、78-73)]酒井幹生(角海老宝石)
元東洋太平洋&WBO-APミドル級王者の39歳、細川が3年ぶりの復帰戦。日本同級4位の酒井は昨年8月、日本王者の国本陸(六島)に敗れてからの再起戦。
立ち上がりからクリンチになるシーンが多く、クリンチ際の攻防が続く、我慢の展開となった。4回、細川がパワフルに出てアッパー、右ストレートを決める。酒井はボディ攻撃を仕掛けるものの重苦しい展開は続き、5回に酒井がホールディングで減点1となった。
6回、もみ合いから細川の右アッパー、右フックがヒット。細川がやや優勢ながら、最後までクリンチともみ合いが続いた。3連敗中だった細川は連敗脱出。13勝11KO7敗。酒井は連敗で5勝3敗1分。
◇49.5キロ8回戦
野田賢史(金子)[3-0(77-75×2、79-73)]木村彪吾(グリーンツダ)
ワンツー主体の野田がジャブを突きながらプレスをかけ、上背のない木村は脚を使いながらリターンを狙った。野田は3回、左ボディに活路を求め、4回もいい左ボディを決めて右につなげていった。
中盤は木村の手数が増したものの、互いに相手を崩せない。7回、野田がようやく右ストレートをクリーンヒット、抜け出しにかかるが、木村も引かずに対抗。最後まで互いに引かず、勝敗はジャッジにゆだねられた。移籍後2連勝の野田は5勝3KO3敗。1年ぶりの試合だった木村は9勝3KO5敗1分。
◇58.0キロ8回戦
小山涼介(金子)[TKO7回2分32秒]石田凌太(角海老宝石)
日大出身で3月にB級デビューした小山の2戦目。体格で上回る石田がプレスをかけ、スピードのある小山はサイドに動きながら鋭いジャブ、左フックで石田を牽制、2回には右ストレートを決めて優位に立つ。
3回、石田がプレスを強め、強打で小山に迫るが、小山はフットワークでこれをさばく。その後も石田が追いかけ、小山がさばきながら単打をヒットしていく展開。7回、小山が右カウンターを一閃、石田がばったりと倒れて即ストップとなった。小山は2勝2KO。担架で退場の石田は12勝7KO5敗。
◇L・フライ級4回戦(東日本新人王戦)
杉本愛弥(木更津グリーンベイ)[TKO2回2分34秒]和田武士(渡嘉敷)
◇55.0キロ4回戦
紺野大(新日本木村)[TKO4回2分35秒]谷口太朗(金子)
観衆=1177人
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2024年9月8日 13時46分
2024年9月8日 1時49分
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