佐賀市のSAGAアリーナで開催中の全国高校総体ボクシング競技（兼第78回全国高校選手権大会）は本日13日最終日を迎え、女子3階級、男子8階級の決勝戦が行われる。

　8日から行われていたトーナメントは12日に準決勝を行い、22選手が勝ち残った。L・フライ級の中山聖也（福岡・東福岡高）は1年生から連続優勝しており、今大会で唯一3連覇を狙う。12日の準決勝でも善戦の小林栄絢（栃木・白鷗大足利高）に5－0判定勝ちし、圧倒的強さを見せつけていた。中山と対戦する吉田太雅（広島・崇徳高）も4試合を勝ち抜き、準決勝では長谷部星那（兵庫・西宮香風高）との接戦を4－1判定勝ちしている。　

　ほかにも、ピン級岩井大地、フライ級圖師安蓮、ライト級堀江耀斗、ミドル級シルバ・イエシュアの4選手には2連覇が懸かる。学校対抗では、2連覇中の興國高校（大阪）が今年も首位に立ち、これを日章学園高校（宮崎）が追う展開。

　女子は昨年「エキシビション」として初めて行われたが、今年は3階級で公開競技として行われている。L・フライ級の宮田ゆう（熊本・熊本工高）は、全日本女子ジュニア、選抜に続き3冠目を狙う。バンタム級は春の高校選抜を制した2人の対決。開催県佐賀から唯一勝ち残った太田彩睦（佐賀・高志館高）がフライ級から1階級上げて四元志桜里（宮崎・日章学園高）に挑む。

　決勝カードは以下の通り。
・女子　
LF級　三木姫愛（大阪・羽衣学園高）　vs.宮田ゆう（熊本・熊本工高）
B級　　四元志桜里（宮崎・日章学園高）vs.太田彩睦（佐賀・高志館高）
L級　　堤　梨菜（宮崎・日章学園高）vs.岡山さくら（兵庫・西宮香風高）
・男子　
P級　　岩井大地（大阪・興國高）vs.中野凛闘（宮崎・日章学園高）
LF級　中山聖也（福岡・東福岡高）vs.吉田太雅（広島・崇徳高）
F級　　圖師安蓮（宮崎・日章学園高）vs.片岡雷斗（千葉・習志野高）
B級　　熊本風真（兵庫・西宮香風高）vs.金子暖東（埼玉・花咲徳栄高）
L級　　堀江耀斗（奈良・王寺工高）vs.藤木勇我（大阪・興國高）
LW級　大胡晴哉（神奈川・武相高）vs.内田冴介（石川・石川県立工高）
W級　　中崎太相羅（千葉・習志野高）vs.沖田義貫（大阪・興國高）
M級　　シルバ・イエシュア（栃木・作新学院高）vs.大前秀虎（熊本・九州学院高）