李健太-渡来美響は3.1開催 注目の日本S・ライト級戦 増田陸-松本海聖のバンタム級戦とダブル
2025年1月9日 18時40分
2025年1月8日 23時43分
延期となった試合まで2週間強。モンスターに1ミリたりとも抜かりなし──。8日、代表メディアに調整を公開した井上尚弥(大橋)が順調な姿を披露。1ヵ月延期となっていた今月24日(東京・有明アリーナ)の世界4団体S・バンタム級防衛戦(vs.サム・グッドマン=豪)に向けて、インタビューにも応えた。
試合(12月24日)の10日前に対戦相手グッドマンが最終スパーリングで左目上をカット。4針を縫う裂傷を負い、両陣営の話し合いの結果、ひと月の延期となったこの試合。井上は同日の朝練時にそれを聞かされたものの、「気持ちを切らすことなく頑張るだけ」と取り乱すことなくひと月後に心を切り替えたという。
「減量のペースはいったん緩めたけれど、練習のペースは変えなかった」という井上は、「そこからもうワンセット繰り返すのは体力的にも精神的にもキツイ部分はあった」と明かすものの、「この調整方法ですごくいい自分を仕上げられるのなら、この先のビッグマッチに向けてひとつ参考になると思う」と新たな“経験値”に加える前向きさを見せた。
グッドマンにとって、ただでさえ圧力のかかるナオヤ・イノウエとの対峙に加えて、縫合したとはいえ、切れやすい傷が残るというハンデを抱えての一戦。もちろん井上も「これは勝負なんですから傷口を狙うのは当然のこと。そこはひとつ大きな弱点。プロの世界は甘いもんじゃないですから」と鋭い眼差しに。試合までの調整段階について、「突き指することにさえも細心の注意をはらう」という繊細さで臨みつつ、かつ大胆に取り組む井上だからこその厳しさだろう。
この試合が延期。同僚・武居由樹は肩のケガにより期日未定の延期。そして大みそかの井岡一翔(志成)も対戦相手のインフルエンザ発症によって中止となり、年末の大一番連打を楽しみにしていたファンは“肩透かし”を食った形だ。
「だから、ボクシングファンは結構うずうずしているんじゃないかなと思う。そこで2025年1発目の世界戦が自分になったということで、ファンの方に向けて良いものを見せたいなっていう気持ちがあります」。最後は快活に笑顔で答えた井上からは、“良いもの”を見せる自信しか感じられなかった。
2025年1月20日 18時08分
2025年1月19日 22時39分
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