小学、中学生ボクサーの王者が決まる 第11回全日本UJ王座決定戦
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24日(日本時間25日)“マネー”フロイド・メイウェザーJr(米)のエキシビションマッチをメインにするイベントで、WBC・S・バンタム級1位のアラン・ダビ・ピカソ(メキシコ)がアザト・ホバネシアン(アルメニア/米)に3-0判定勝ち。ピカソはWBCシルバー王座の防衛に成功した。
すでにメキシコでは世界チャンピオンに比肩する知名度を誇るピカソ(24)。最近2試合を米国で行い、これが10ヵ月ぶりの自国での試合となった。スピードで勝るピカソは的確なブローを決めてリード。ホバネシアン(36)は3回、左強打、右オーバーハンドを返してペースを拮抗させる。
しかし4回からピカソは左アッパーを突き上げて局面打開を図った。5回、ホバネシアンは3度目の注意でエクトル・アフー主審から減点1を科される。ピカソは右も交えたアッパー攻勢で中盤を乗り切る。8回、ホバネシアンをロープへ詰める場面をつくったピカソだが、アルメニア人はパンチを返して食い下がる。
ホバネシアンは左構えにスイッチする場面もあるが、ピカソのディフェンスに阻まれて有効打が打ち込めない。ピカソも終盤は失速気味になったが、11回には右オーバーハンドなどをコネクトして終了。公式スコアは118-110が2者に120-108でピカソの手が上がった。
ピカソは27勝16KO1分無敗。昨年2月のルイス・ネリとのWBC・S・バンタム級挑戦者決定戦以来のリングだったホバネシアンは21勝17KO5敗。
一方メイウェザー(47)は総合格闘技UFC選手でボクシングでは2勝1KO無敗のジョン・ゴッティ三世(31)と1ラウンド2分の8回戦。初回、2分を過ぎてもゴングが鳴らず30秒以上超過。2回、メイウェザーのラビットパンチをアフー主審が注意すると、不満のメイウェザーが要求して地元メキシコシティのレフェリーに交代する茶番があった。その後ハプニングはなく、断続的にコンビネーションを見舞ったメイウェザーがブーイングを浴びながらもラウンドを支配した。
前座のライト級6回戦でメイウェザー・チームにサポートされる新鋭カーメル・モートン(米=18)がビクトル・バスケス(メキシコ)を右で倒し、追撃で2度目のダウンを奪い初回55秒KO勝ち。全米アマチュア18冠というモートンは5勝4KO無敗。
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