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ゴロフキン盤石のV20 村田諒太「次戦でアピール」

2018年5月6日 14時15分

 5日(日本時間6日)米国カーソンのスタブハブ・センターで挙行された世界ミドル級タイトルマッチは、統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が挑戦者バネス・マルティロスヤン(アルメニア=米)に2回1分53秒KO勝ち。2010年のWBAレギュラー王座からスタートした防衛記録は20の大台に乗った(WBCは8度目、IBF王座は今回かけられず)。

マルティロスヤンに襲い掛かるゴロフキン(右)

 当初の挑戦者カネロ・アルバレス(メキシコ)のドーピング違反により、最終的にマルティロスヤンが代役として上がったゴロフキンのV20戦。状況が二転三転して迎えた試合だが、やはりトリプル・ジーは盤石だった。

 初回開始ほどなく、左ジャブで圧力をかけて出たゴロフキン。余裕を感じさせる出だしのチャンピオンに対し、これが2年ぶりのリングのマルティロスヤンは終了間際に右ストレートから左の逆ワンツーをヒットした。ゴロフキンの打ち終わりを突いたヒットだったが、挑戦者の見せ場はこれが最初にして最後だった。

 2回のゴロフキンは「本気になった」。目に見えて攻勢を強め、難なく右ストレートをマルティロスヤンに直撃。追撃の右アッパーでマルティロスヤンはヒザをついたが、これはスリップと裁定された。

 再開後のゴロフキンはもう試合を決めに出ており、右フックでロープを背負わせると、左ジャブでセットアップ、そして右を打ち込んで挑戦者をキャンバス へ。倒れたマルティロスヤンはダメージが深く、レフェリーの10カウントを聞くほかなかった。

「誰でもいい」と試合後のゴロフキン。インタビュアーにカネロとの再戦を聞かれても「彼が準備しているならね。私はチャンピオンだから、誰が挑戦者でもいいですよ」と、貫禄たっぷりだった。ゴロフキンはこれで38勝34KO1分。3度目の世界挑戦に失敗したマルティロスヤンは36勝21KO4敗1分。

女王ブレークフス(左)はWBC王座22度目の防衛成功

 セミに出場した女子最強選手のセシリア・ブレークフス(ノルウェー)はカリ・レイス(米)に10回3-0判定勝ち。ウェルター級の4団体統一王座の防衛に成功した。スコアは97-92に96-93(2者)。Photos/SUMIO YAMADA

WBAミドル級正規王者・村田諒太のコメント

自分が戦う前提で彼の試合を観戦するようになって、彼の良いところ、悪いところが見えてきた。パンチに対する反応に限って言えば若干の衰えは隠せない。 やるべきことはゴロフキンのあの強打を貰わないことに終始徹底して戦い続けること。

まだ現実的に彼との試合が目の前にあるわけではなく、試合後のインタビューでもチャーロ、アンドラーデをあげている中に自分の名前はないので、まずは対戦相手としてリストアップされるように次の試合でアピールしていきたい。

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