藤本京太郎が7回TKO勝ち ヘビー級2冠王座防衛
2018年5月7日 21時22分
2018年5月7日 20時41分
ミニマム級の元主要4団体世界王者で東京五輪ボクシング競技出場のため日本ボクシング連盟にアマチュア選手登録を求めている高山勝成(34=名古屋産大2年)が7日、大阪市北区の天神ジムで練習を公開した。
高山は4月19日に連盟と日本オリンピック委員会(JOC)を相手にスポーツ調停を日本スポーツ仲裁機構へ申請。JOCは4月26日に話し合いに応諾したが、高山の代理人の岡筋泰之弁護士によると、連盟は回答期限のこの日、話し合う意思がないとする回答をしてきたという。
WBO世界ミニマム級王者だった高山はタイトルを返上して昨年4月にプロを引退。名古屋産業大学に進学、教員免許を取得してボクシング指導者への道を歩み始め、同時にアマ資格を取得して、ラストチャンスと位置付ける東京五輪予選の出場を目指している。
しかし、アマを統括する連盟はプロ経験者の試合出場を認めておらず、高山のアマ登録申請は受け付けられないまま。国際ボクシング協会(AIBA)は2016年のリオ五輪からプロ選手の出場を認めていることから、昨年7月に「高山勝成選手のアマチュア登録を支える会」が発足し、連盟に規則改正を求めるために全国で署名活動を続けている。
シャドーやマスボクシングで体を動かした高山は、連盟が調停に応じなかったことに「調停の席についてもらえると信じていた」と気落ちした表情。JOCが連盟に対して適切な指導を求めていくことで「自分はみなさんの支持を受けており、2020年に出られると信じて突き進んでいく」と話した。
岡筋弁護士は「JOCが加盟団体規定にのっとって是正手続きをとっていただけると思っている」と今後の見通しを語った。
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