あす東京・有明アリーナの前座カードの計量も行われ、出場の全選手が無事にパスしている。WBA・S・ライト級挑戦者決定戦（12回戦）は同級暫定王者のイスマエル・バロッソ（ベネズエラ）が63.4キロ、同級6位の平岡アンディ（大橋）も63.4キロ。

　23戦無敗の平岡にとってバロッソは41歳とはいえ過去最強の相手。計量後に取材に応じた平岡は「そんなに大きくはなかった」とバロッソの印象を述べ、「ワクワクしています」と自身の好調さをアピール。勝てば正規王者ホセ・バレンスエラ（米）への挑戦権を得るとあって、「ここでしっかり勝つ」と必勝を誓った。

　OPBF&WBO-APウェルター級戦は王者・佐々木尽（八王子中屋）が66.3キロ、挑戦者カミル・バラ（豪）が66.6キロ。

　この日、ボディビルダーのようにさまざまなポーズをとって自慢の肉体を誇示したバラに対し、佐々木はシリアスな表情を貫いた。「もう戦闘モードなので。（バラは）見た目もいいので、倒しがいがあります。失神させたい」とストレートなKO宣言をした。

　日本S・バンタム級戦は、王者・下町俊貴（グリーンツダ）が55.2キロ、挑戦者の津川龍也（ミツキ）が55.3キロで計量に合格している。