ミドル級2団体王者アリムハヌリ今週防衛戦 IBF王座のみ、WBOは争われず
2024年9月30日 22時11分
2024年9月30日 21時13分
13日のTBプロモーションの興行(横浜武道館)でビンス・パラス(比)と直接再戦(10回戦)を行う京口紘人(ワタナベ)。意外な判定負けを喫した前回からいかに心身を立て直し、試合に臨むのか――。
さる27日、京口は帝拳ジムでWBAフライ級王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)と6ラウンドのスパーリングを行った。フライ級で3戦こなした京口の体つきもすっかりこのクラスに馴染んだ印象があるが、「いやあ、阿久井君のバランスを崩そうとして打っても崩れない。フライ級のチャンピオンとの差を知る思いです」と、気のいい元チャンプは持ち上げた。実際、ジムの選手やトレーナーも注目する中、見ごたえのあるスパーリングだった。京口によると、こうして出稽古するのも久々。「やっぱり緊張感がありますね。今回は初心に戻ってやるつもりです」(京口)
パラスとはこれが3度目の対戦となる。ミニマム級王者時代の防衛戦で判定勝ち、時を経て今年5月の第2戦で判定負け。前戦は判定で勝ちを確信しながら結果は逆と出、京口自身引退を考えるほどのショックを受けた。
「2週間ほどいろいろなことを考えました。最終的には、この負けはそういう見方であると、そう見られた自分の明白な落ち度として考えました」
一つに、戦略面のミスがあった。互いに若さと持ち味をぶつけ合った第1戦に勝っている京口は、第2戦でこれまでと違うものを見せることをテーマに掲げたが、それが裏目に出た。試合で京口は的確なパンチと成熟した技量を披露したものの、あの日のジャッジにより強く訴えていたのはパラスの積極性だったのだ。
「反省を踏まえた上で、やるべきことはわかっています」と京口。両者の戦闘スタイルからして、違った姿を見せるのは京口だろう。今回の第3戦は京口本人の強い希望によるものだ。勝てば再び3階級制覇挑戦が狙える位置に戻るはずだが、いまの京口は目の前のパラス戦しか見ていない。「前回は先を見据えていました。その驕りもあったのかもしれません」。元2階級制覇チャンピオンはそう言っていた。
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