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那須川天心、初タイトル獲得 粘るアシロからダウン奪い判定勝ち

2024年10月15日 3時08分

 東京・有明アリーナで14日「PRIME VIDEO BOXING 10」DAY2で行われたWBOアジアパシフィック・バンタム級王座決定戦は1位那須川天心(帝拳)が2位ジェルウィン・アシロ(フィリピン)に3-0判定勝ち。プロボクシングに転向後、初のタイトルを手にした。

アシロをヒットする那須川㊧

 3団体で世界ランキング入りしている那須川がサウスポーから右ジャブをしきりに繰り出してスタート。アシロのモーションのない右リターンに慎重に対処しながら、あまり出てこない相手を誘い出そうとした。

 アシロは反応のすばやい選手で、容易に攻めてはこない。那須川も何発もクリーンヒットを奪えず、互いにシャープなカウンターを狙い合う展開。那須川は主導権を譲り渡すことはなく、終盤はクイックなフェイントも入れながら左ストレートを増やし、リードを広げた。

 迎えた9回、アシロが右フックを放ったところへ左ストレートをボディーに返し、バランスを崩して倒れたアシロにカウントが入る。最終10回、那須川は左目をカット。これは格闘技人生初のアクシデントだったが、ここでもアシロをロープへ詰めて勝利にダメ押しした。

 スコアカードは97-92、98-91×2の3-0で那須川の勝利。初黒星のアシロ(22)は9勝4KO1敗。

 戦績を5勝2KO無敗とした那須川(26)は「KOしたかったけど、相手も対策をしてきていました。でもボクシングを10ラウンドできることは証明したと思います。また強くなります」。リングサイトで観戦していたWBO王者の武居由樹(大橋)を意識して「勝ちましたよ、武居君」と盛り上げる場面もあった。「来年中に世界を」と那須川は言っていた。

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