ナバレッテvs.バルデス&エスピノサvs.ラミレス 12.7アリゾナで2リマッチ
2024年10月17日 22時12分
2024年10月17日 21時49分
13日、東京・後楽園ホールのセミファイナルで行われた日本フェザー級タイトルマッチ10回戦は、チャンピオンの松本圭佑(大橋)が挑戦者7位・中川公弘(ワタナベ)を2回に3度倒した末にテンカウントを聞かせ2分25秒KO勝ち。4度目の防衛に成功した。
王座初挑戦の中川は、開始と同時に松本に迫り左右フックをフルスイングしたが、松本はこれを冷静にかわすと得意の左ジャブを鋭く突いて距離とペースを掌握。中川の変則的なリズムと動きをステップでかわし、自らの心地よい空間をキープ。2回、ジャブからの強い右ストレートを中川に印象づけると、ガードの外側からフック気味の右を強打してダウンを奪う。
立ち上がった中川の動きを冷静に見定めて、強烈な右ストレートを打ち下ろして2度目のダウンを取り、連打で3度目のキャンバスを味わわせた。中川はここでも立ってきたが、レフェリーはカウント10を数え上げてKOを宣告。ダメージを考慮すれば正しい判断だった。
昨年1月のノンタイトル戦以来のKO勝利となった松本は「基本練習を徹底的に積み重ねた。それが実を結んだ」と、久しぶりの感触に満足気。得意の左ジャブが冴えたが、そればかりでなく、強くてタイムリーな左フックも右を有効にする“つなぎ”としていた。松本は12勝(8KO)。中川は10勝(5KO)7敗2分。
日本S・バンタム級王座最強挑戦者決定8回戦は、1位の石井渡士也(RE:BOOT)が2位の池側純(角海老宝石)に77—74、77—74、78—73の3—0判定勝利。2025年前半までには行われる予定のチャンピオンカーニバルでの王者・下町俊貴(しもまち・としき、グリーンツダ)への挑戦権を獲得した。
22年10月の引き分け以来、2年ぶりの再戦となった両者。懐を深く見せる距離を保つ術に長けるサウスポー池側が左カウンターで先制するが、石井は上体を左右上下と常に動かして強くステップイン。右ストレートを上下に送る攻めを主体とし、エネルギッシュに池側に迫った。
池側は、左アッパーをまじえながら左ストレートのカウンターを狙い、これをよくヒットしたが、石井の右の圧力からかアッパーが減り、右のリードも石井が深く突き刺す左に抑えられた。
池側は初回にバッティングで右目上をカット。この出血と石井の頭を何度も気にする仕種を見せ、集中力の途切れを感じさせた。4回にホールディングで減点1を受けたのも大きかった。池側はこれが初黒星(7勝2KO1敗2分)。
石井はリズムが悪い状態でも突っ込んでいく癖や、中途半端な位置で動きを止めて池側の左を食らう場面があったが、ジャブとステップで落ち着きを取り戻した。せめぎ合う経験を重ね、前進した証拠だ。
昨年10月に挑戦し引き分けた下町との再戦に向かう石井。「下町選手に勝てれば本物になれると思う」と、リマッチ勝利に手応えを感じさせた。8勝5KO1敗2分。
大橋ジム期待のルーキー2人がそろって登場。54.0kg契約8回戦に臨んだ坂井優太は、前日計量で1.3kgオーバーしたスジャリッチョン・スランパイ(タイ)を2回1分18秒TKO。田中空は148ポンド(67.1kg)契約8回戦でOPBFウェルター級11位のチャン・サーラー(タイ)を2回1分42秒TKO。ともに戦績を2勝2KO勝利とした。
鋭い右リードとステップで、前後サイドと自在に動いた坂井は、初回からスジャリッチョンを引き寄せて右フックから左アッパーをヒット。ワンツーから右ボディーフックで倒すと、続く2回もリズミカルに動いて右フックから左ボディーアッパーでダウンさせ、立ち上がったスジャリッチョンに同じコンビネーションを決めてフラつかせたところ、レフェリーが試合を止めた。
初回からエンジン全開だった田中は、左右アッパーからの左ボディーフックを決め、チャンの左右フックもお構いなしに連打の雨あられを降り注ぐ。2回、田中が右アッパーでチャンを後退させると、右フック連発で倒し、立ち上がったチャンにボディーから顔面への連打。ロープにもたれかかったチャンをレフェリーが救った。
◆フライ級6回戦
高熊龍之介(松本ACE)[KO1回1分54秒]ウッティチャイ・モントゥリ(タイ)
◆S・フライ級4回戦
髙森悠叶(大橋)[判定3—0(40—36、40—36、40—36)]マッキー牧山(北島)
2025年1月19日 22時39分
2025年1月19日 2時53分
2025年1月19日 0時01分
2025年1月18日 16時55分
2025年1月18日 16時45分
2025年1月16日 18時24分