韓亮昊が3戦目でメインに出場、近藤冬真と対戦
2024年10月24日 21時01分
2024年10月24日 19時49分
ニューヨーク・マジソンスクエアガーデンのザ・シアターで現地時間23日行われたIBF女子世界バンタム級タイトルマッチは挑戦者シュレッタ・メトカーフ(米)がチャンピオンの吉田実代(日本)に3-0判定勝ち。昨年11月にベルトを獲得した吉田は初防衛に失敗した。
身長、リーチで勝るメトカーフが遠い距離から対処し、吉田は距離を詰める展開で試合は進行した。2回に右を決めた吉田に3回、メトカーフは右で挽回を図る。リーチで約15センチ上回るメトカーフはしきりに右ストレートを放つが、あまりに遠いため、ほとんどヒットしない。「実代、実代……」とコールするスタンドの応援を受けて吉田は6回に右3発をねじ込むなどペースアップ。7回にも右、左とパンチを巧打するがメトカーフも左ジャブ、アッパーを返し引く素振りを見せない。
ポイントの振り分けが難しい攻防の中、終盤メトカーフは左ジャブを繰り出して吉田の接近に対応。9回、吉田の右フックと挑戦者の右ストレートが交錯。最終10回、右をクリーンヒットした挑戦者に対し、終了前、吉田が右を連発してチャージしゴングが鳴った。
スコアカードはマックス・デルーカが96-94、ロバート・ペレスが97-93、ロビン・テイラーが99-91といずれもメトカーフを支持していた。メトカーフのアウトボクシングが評価された格好だが、3番目のスコアは論外のように思われた。
両手を広げて判定へ不満のポーズを見せた吉田は17勝5敗。サブセコンドに就いた元3階級制覇王者ホルヘ・リナレスに励まされてリングを降りた。昨年10月の初戦に続き吉田に連勝したメトカーフは14勝2KO4敗1分1無効試合。
セミではWBA・S・ライト級10位マイクワン・ウィリアムス(米)がラビサス・ウィリアムス(米)を3度倒して8回1分32秒TKO勝ち。また昨年、ジョー・コルディナ(英)に挑戦したエドワード・バスケス(米=IBF13位)がケネス・テイラー(米)に4回終了TKO勝ちでUSBA・S・フェザー級王座を獲得した。
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