ブーツ・エニス&バム・ロドリゲスが明日フィラデルフィアで共演
2024年11月9日 11時35分
2024年11月9日 1時14分
8日、東京・後楽園ホールのメインイベントで行われたウェルター級8回戦は、日本同級7位の浦嶋将之(角海老宝石)が、日本S・ウェルター級5位の足名優太(金子)から計3度のダウンを奪って2回1分52秒の圧勝をとげた。
階級の違いが、体の大きさに如実に表れていた。足名がワンサイズ大きく見えた。だが、下半身を有効に使い、足名の動きを見定めて攻防を展開する浦嶋に対し、足名は一見どっしりと足を踏ん張っているように思えるが、上体との動きがぎくしゃくししてバランスが悪い。それが早い段階で結果に表れた。
初回、浦嶋が小さくサイドステップしながら左フックをヒット。ダメージを受けた足名に、浦嶋が右の3連打を加えると、足名がダウン。さらに右ストレート、右アッパー、左フックと浦嶋がコンビネーションで2度目を追加。
続く2回、足名が右から左につなぐ間隙に、浦嶋が右ストレートをジャストミートして都合3度目のダウンを奪い、立ち上がった足名に左ボディーアッパーから右を重ねるとレフェリーが試合を止めた。
ここまで無敗ながらKO勝利の少なかった浦嶋だが、冷静に見定めて放つタイムリーなブローが光った。5勝2KO1分。脆さの目立った足名は8勝7敗。
セミファイナルで行われたミドル級8回戦は、元OPBF&WBOアジア・パシフィック王者で現WBO・AP15位、日本4位の細川チャーリー忍(金子)が、日本8位の中田勝浩(井岡弘樹)にジャッジ全員が77—75とする3—0判定勝ち。しかし被弾も多く、苦しい戦いだった。
低い体勢で潜り込み、力任せに左右フックを叩きつける細川。中田は細川のガードの外から左右フックをコンパクトにテンプルに叩き込み反撃。中田はロープを背にしつつも、その反動を利用する得意の技も見せた。
細川はひたすら前に出て攻勢を取り、手数で優った。右アッパー、左右ボディーブローもまじえた的確性では中田が上回っていたが、細川の見栄えのするブローがジャッジの心証をとらえた。
細川はところどころで休んで、ウィービング、ダッキングを入れながら連打を仕掛けるベテランらしさを見せたが、元気な上体に対し、足がついていかない点が気になった。14勝11KO7敗1分。コンパクトなブローをねじ込む技術に長けている中田だが、この試合でも受け身の姿勢がマイナスポイントとなってしまった。9勝5KO7敗1分
わずか2戦で日本ランク入りを果たした小山涼介(金子)が56.5kg契約8回戦を行い、リ・ジャーミン(中国)から2度のダウンを奪ったものの逆転TKO負け(4回1分42秒)を喫した。
小山は3回にリの入り際に右アッパーを決め、4回には左フックに合わせた右クロスをヒットさせて2度のダウンを奪ったが、リが飛び込みざまに放った左フックをまともに食ってロープに吹っ飛ぶダウン。立ち上がったものの、追撃を狙うリに対し、レフェリーがダメージを考慮して小山を抱きかかえた。リは6勝3KO4敗。
小山は両腕を下げて、スウェーバック主体の防御。ストレート系を打てば攻撃と連動させてそのディフェンスもある程度機能したが、左フックを打つ際はスウェーできない。リはそこに左フックを合わせにきており、小山は常に危ないタイミングにさらされていた。4回に奪ったダウンはその左フックに右をカウンターしたものだったが、それが決まったことで若干気が緩んでしまったのかもしれない。小山は2勝2KO1敗。
◆70.0kg契約4回戦
橋本至恩(金子)[TKO3回2分26秒]山田健太郎(高崎)
◆S・フェザー級4回戦
澤田博輝(金子)[TKO4回34秒]熊畑雄大(新日本木村)
◆S・バンタム級4回戦
和賀丈晃(金子)[判定2—0(39—37、39—37、38—38)]井上拓海(花形)
◆55.0kg4回戦
紺野大(新日本木村)[TKO3回1分11秒]村岡勇樹(金子)
◆S・フライ級女子4回戦
髙のどか(ワタナベ)[判定3—0(40—35、40—35、40—35)]沼倉真子(石神井スポーツ)
2024年12月10日 5時25分
2024年12月9日 8時39分
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2024年12月8日 17時03分