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寺地拳四朗「フライ級4団体統一狙う」 WBAユーリ阿久井政悟との対戦を希望

2024年11月7日 21時47分

 WBC世界フライ級王者、寺地拳四朗(32=BMB)が7日、地元の京都府城陽市役所などを表敬訪問し2階級制覇を報告した。

奥田城陽市長から花束を受けた寺地㊧

 10月13日、同級王座決定戦でクリストファー・ロサレス(ニカラグア)に11回TKO勝ち、L・フライ級に続き2階級制覇を達成。後援会長の安道光二・ワタキュウセイモア会長らと訪れた城陽市役所では奥田敏晴市長らを前に寺地は「みなさんの応援で2階級王者になることができました。フライ級の4団体統一に向けて練習を積んでいきます。ライトフライ級では4つのベルトを持ってこられなかったけど、フライ級で4つのベルトを持ってきます」と新たな決意を語った。

 フライ級世界王者のうち、WBAのユーリ阿久井政悟(倉敷守安)、WBOのアンソニー・オラスクアガ(米国=帝拳)はともに10月の同じ興行に出場しており、統一戦実現に支障はないとみられる。オラスクアガとはL・フライ級防衛戦で勝利しており、寺地は「日本人同士ならやりやすく、盛り上がるのでは」とWBA王者のユーリ阿久井との対戦に興味を示した。ユーリ阿久井の印象について「圧力が強いファイターのイメージ。怖さはある。パンチがあると思うので、脚は止められない」と警戒した。寺地の父である永・BMBジム会長によると、次戦は東京で2月下旬の見通し。

 フライ級初戦の前回はパンチを受けずに11回TKO勝ち。「脚を止めないで前後左右に思い通り動け、ジャブも当てるのではなく、押す感じで打てた。今回はダメージが少なく、試合後の疲れ方が全然違い、いつもより元気。あの戦いのスタイルなら選手寿命が延びたかな」と1階級上げて減量苦を脱した戦いに手ごたえを感じた様子。現在はジムワークや体づくりのトレーニングに励んでいる。11月24日には大阪市のホテル阪急レスパイア大阪で母校・関西大学の後援会の祝勝会が控えている。

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