愛知の水野さんを表彰 刈谷市の試合から
2024年11月18日 10時29分
2024年11月17日 11時23分
リヤドのイベントで開催されたWBCライト級暫定王座決定戦は同級1位のウィリアム・セペダ(メキシコ/134.2ポンド)が同級13位で元IBFスーパーフェザー級王者のテビン・ファーマー(米国/135ポンド)に10回判定勝ち。2-1(95-94×2、94-95)の薄氷の勝利だった。
全団体で1位にランクされる全勝のセペダと、前戦7月のレイモンド・ムラタラ(米国)戦で10回判定負けを喫しながら最新ランキングでノーランクから13位にアップしてきた34歳のファーマーという、勢いの面で天地の差がある一戦。正規王者のシャクール・スティーブンソン(米国)が10月に右腕を負傷し、手術した経緯で行われた暫定戦だが、当初から10回戦とアナウンスされていた。
サウスポー同士のマッチアップは近い距離での攻防を避けたいファーマーのクリンチワークが開始から目立ち、ハービー・ドック(米国)レフェリーは早くも忙しい。2ラウンド序盤に左を浅く当てたファーマーだったがセペダはコンパクトな連打で対抗、手数で3回のポイントを挙げる。
しかし4ラウンド半ば、ファーマーの左ストレートがセペダにクリーンヒットしダウンをマーク。ダメージを感じさせず、その後も前に出るセペダだが、L字ガードの隙を突かれてファーマーの左をたびたびもらう。6ラウンド、右ガードを上げるよう指示が入ったセペダだが、ファーマーも持ち前のディフェンス技術を駆使して簡単にペースを譲らない。
試合はシーソーゲームのまま終盤に入る。8ラウンドあたりから手数の差が顕著となり、競ったラウンドのポイントがセペダに流れていくように映るが、最終回はセペダがファーマーの左を再三浴びてゴング。終了と同時に両者セコンドの肩車の上で勝利をアピールした。28歳セペダは32戦全勝27KO、仮想シャクールの意味合いを含めてのマッチメイクと推察されるが、危うく番狂わせとなるところだった。一方、2連敗となった34歳のファーマーは33勝8KO7敗1分1NCとしたものの、今回の黒星で再び株をあげた印象も。
メイン同様こちらも注目の王座統一戦。WBAミニマム級王者のノックアウト・CPフレッシュマート(タイ/104.8ポンド)がWBO王者のオスカル・コヤソ(プエルトリコ/104.8ポンド)に7回1分29秒TKO負けし、コヤソが全勝対決を制して統一王者の座に就いた。
在位10年以上というノックアウトにとってサウスポーとの対戦は17年7月のレイ・ロレト(フィリピン)戦以来。そのサウスポー、コヤソはキビキビした動きから上下にパンチを入れていき、手数と有効打の差で序盤を優勢に進める。
迎えた6ラウンド残り30秒ほどでコヤソの右フックが、右アッパーを振りに行ったノックアウトのアゴへカウンターとなって直撃。好打されたノックアウトはよろよろとバランスを崩しながらダウン。再開に応じた直後にゴングが鳴ったものの、ダメージの残るノックアウトは7回30秒過ぎに再びコヤソのなぎ倒すような右フックを浴び、崩れ落ちてダウン。
ここも立ちあがったノックアウトだったが、コヤソの追撃に防戦一方となり、最後は左アッパーがノックアウトのアゴを跳ね上げ、ストンとキャンバスに崩れ落ちたところで、リッキー・ゴンサレス(米国)レフェリーはカウントを数えず試合終了を告げた。
27歳のコヤソは11戦全勝8KOとし、昨年5月に現WBC王者のメルビン・ジェルサレム(フィリピン)を7回終了TKOに退けて手にした王座の4度目の防衛に成功するとともに、WBA王座も手に入れた。一方、34歳のノックアウトは初黒星(25勝9KO1敗)。14年10月から保持してきた世界王座を手放し、現役チャンピオンの中で最長となっていた防衛数はV12でストップした。
スーパーライト級10回戦、WBA同級9位のオスカル・ドゥアルテ(メキシコ/141.8ポンド)とWBA同級15位、バティル・アフメドフ(ウズベキスタン/141.8ポンド)による一戦は10回判定でドゥアルテが勝利(98-92、97-93、96-94)。
ロンドン五輪ライトウェルター級ベスト8のサウスポー、アフメドフが開始から上下に打ち分けながら手数で優勢。パワーで勝るドゥアルテも3ラウンドあたりからエンジンが暖まってきたか、手数が増えて前に出始める。流れがややアフメドフに傾きかけた6ラウンド、アフメドフが攻勢を強めたもののラウンド終盤は右を軸にドゥアルテが前進、アフメドフをロープに押し込むなど見応えある攻防となった。
終盤は手数のアフメドフ、パワーのドゥアルテの構図で試合が進行。最終回はドゥアルテが攻勢を強め前進すると、疲労の見えるアフメドフは被弾しながらも手数で対抗し終了のゴングを聞いた。28歳のドゥアルテは28勝22KO2敗1分。過去2度の世界挑戦はいずれも惜敗の33歳、アフメドフは10勝9KO4敗とし3度目の世界挑戦から大きく後退。もっとも、6ポイント差は気の毒に思えた。
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