ライト級セペダがWBC暫定王者に ミニマム級はコヤソがWBA-WBO王座統一
2024年11月17日 11時23分
2024年11月17日 11時19分
現地時間16日、サウジアラビアの首都リヤドにて、クルーザー級王者同士の統一戦が行われ、WBA王者のヒルベルト・ラミレス(メキシコ/199.6ポンド)とWBO王者のクリス・ビラム・スミス(英国/199.4ポンド)が対戦し、ラミレスが12回3-0判定勝ちした。スコアは116-112、116-112、116-113。
サウスポーのラミレスに対してスミスは距離を詰めて前進し、左右フックを軸に攻撃。2回はラミレスが距離を詰めて左フックを見舞う。3ラウンド以降はラミレスが有効打数で勝り、4ラウンドにはスミスが左まぶたをカットした。
ラミレスの長い距離を詰めたいスミスは前にこそ出るものの、ラミレスのパンチをコツコツともらい、徐々にダメージをためていく。7回開始直後に左まぶたの傷のチェックを受けたスミスはこのラウンドも落とす。8ラウンド終盤、ラミレスの右フックでバランスを崩すと、「効いていない」と首を振ってアピールしたが、追撃打も浴びて流れは一層ラミレスに傾く。
その後もスミスは懸命に前進し逆転を狙うが、ポイントは有効打数でラミレスが加算し、リードを広げるばかり。迎えた最終回も互いに力を振り絞り、打ち合う中でゴングを聞いた。33歳のラミレスは47勝30KO1敗。3月にアルセン・グラムイリアン(フランス)から奪った王座の初防衛に成功するとともにWBO王座を手にした。34歳のスミスは20勝13KO2敗とし、3度目の防衛に失敗。
セミファイナルのスーパーライト級10回戦は、元WBC&WBO同級統一王者のホセ・カルロス・ラミレス(米国/139.6ポンド)がWBOインターコンチネンタル同級王者のアーノルド・バルボサJr(米国/140ポンド)に10回判定負け(97-93、96-94×2)。
ラミレスがいつも通り、上半身を振りながら前進し、これをバルボサが迎え撃つ。初回は終了間際にバルボサが左フックを浅く合わせたところでゴング。2ラウンド以降、ラミレスが前進しバルボサがロープを背にする場面が増えていくが、互いにジャブの距離をキープしながらの攻防で、クリンチの少ない展開でラウンドは進んだ。
両者とも有効打の少ない、ジャッジ泣かせのペース争いは終盤まで続く。ラミレスの右頬に少し腫れが見えた以外はVTRを見ているような展開で進行し、バルボサは最終回にスイッチを見せるが大きな局面の変化はないままフルラウンドを戦い終えた。
32歳のバルボサは31戦全勝11KO。WBOで1位、IBF4位、WBCでも7位にランクされている。一方、トップランクからゴールデンボーイ・プロモーションへの移籍2戦目で敗退した32歳のラミレス(WBO4位、WBC6位、IBF9位)は29勝18KO2敗。
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