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神足茂利が濱田力を退け再起成功 セミは日本3位安藤教祐が敗れる波乱

2024年11月30日 1時17分

 29日夜後楽園ホールのメインはS・フェザー級8回戦。日本5位の神足茂利(M.T)が濱田力(DANGAN)に3-0判定勝ちし、4月の敗北から再起を果たした。

再起を果たした神足

 前戦は浦川大将(帝拳)に6回TKO負けでプロ2敗目を喫した神足。ファイター型の濱田に対し、ていねいに距離をキープしながらコツコツとジャブ、ストレートで優勢に試合を運んだ。5回、濱田の右オーバーハンドでバタついたものの、ガードで守りつつ強く打ち返してトラブルを回避。神足のヒットで濱田もダメージをためつつあったが、終盤は互いに譲らない気持ちの強さを示してダウンなしで試合終了。スコアは78-74、79-73、80-72と明白に神足を支持していた。

 「(浦川戦から)一日も負けたことを忘れなかった」という神足は心底ホッとした表情だった。7勝5KO2敗1分。ランカー攻略ならなかった濱田は9勝6KO3敗。

3位安藤を下した山本㊧

 セミのL・フライ級8回戦は波乱。日本3位の安藤教祐(KG大和)が山本智哉(横浜光)に3-0の判定負けを喫し、王座再挑戦から後退することとなった。

 安藤は飛び込む隙を探りながら右強打を振るい続けたが、しきりにフェイントを仕掛けるサウスポースタイルの山本のテンポに一歩遅れてミスブローも多い。山本は次第にペースを手繰り寄せ、左ストレートのみならず右ジャブ、右フックでポイントを奪い、安藤につかまらずにゴールテープを切った。

 日本ランク入りが決定的な山本は9勝1KO3敗。痛い一敗となった安藤は13勝6KO6敗となった。

元日本ミニマム級王者・石澤開さんの引退セレモニーも催された(隣は村野健MTジム会長)

◆スーパーバンタム級8回戦

髙橋烈(KG大和)[TKO7R1分25秒]植松卓美(駿河男児)

◆スーパーフライ級8回戦

齋藤哲平(М.T)[TKO7R1分42秒]森青葉(角海老宝石)

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