世界に行くのは? 2階級制覇目指す谷口将隆 12.15タノンサックとIBF2位決定戦&OPBF戦
2024年12月10日 5時25分
2024年12月9日 8時39分
15日に大阪・住吉スポーツセンターで行われる「U-NEXT BOXING」。ダイナミックグローブやトレジャーボクシングを配信中のU-NEXTが新たに展開する、日本人選手の世界タイトルマッチ中心のシリーズ第一弾である。今回は西田凌佑(六島)のIBF世界バンタム級初防衛戦をメインに、前座にもボクシングファンが楽しめそうな上質カードがそろい、ボリュームたっぷりの興行となった。
タイトルマッチは西田-アヌチャイ・ドーンスア(タイ)の世界戦のほか、タノンサック・シムシー(タイ)-谷口将隆(ワタナベ)のOPBF&IBF2位決定戦、国本陸(六島)-竹迫司登(ワールドスポーツ)のWBOアジアパシフィック戦に、OPBFバンタム級暫定王座決定戦、日本ユース戦も加えて計5試合。
最後に決まったOPBFバンタム級暫定王座決定戦は、1位ケネス・ラバー(フィリピン)-13位デカナルド闘凛生(六島)のカード。これは現王者の栗原慶太(一力)がケガで戦線復帰まで時間を要するために設けられた暫定王座である。21歳のラバーは初来日。線の細さは残るが、フィリピンらしい強いバネをもつ全勝(12勝7KO)サウスポーだ。同じサウスポーの下町俊貴(グリーンツダ)に敗れているデカナルド(8勝4KO2敗2分)が比国ホ―プを潰して栗原との統一戦に駒を進められるか。
日本ユース戦もバンタム級。ユース王者の金城隼平(RE:BOOT)が具志堅日向(琉豊)を迎える。東洋大学までアマチュア60戦のキャリアを持つサウスポー、金城は今年9月の決定戦で平井乃智(石田)に8回TKO勝ちしタイトルを獲得した。プロでは次がまだ4戦目(3勝2KO)ながら、平井を最終回に仕留めるまで完封ペースで坦々と試合を運んだ技術と冷静さはやはり豊富なアマチュア経験のたまものだろう。挑む具志堅(4勝3KO)は沖縄を出て戦うのはこれが初めてだが、キレのいいパンチを持つ好素材とこちらも関係者間の評判がいい。無敗の若手サウスポー対決にはスリルも期待できそう。
そしてタイトルマッチではないものの、日本S・フェザー級挑戦者決定戦も注目度が高い。前王者の原優奈(真正)と砂川隆祐(沖縄ワールドリング)の対決。奈良井翼(RK蒲田)にタイトルを奪われた原がこのカーニバル挑戦者決定戦から出直しを図る姿勢はファンに支持されるだろうし、相手の砂川もこれまた要注目の沖縄ホープであるからだ。砂川はプロ3戦(3勝2KO)と実績面は原(14勝8KO3敗1分)に及ぶべくもないが、前戦で日本4位の湯川成美(駿河男児)に堂々と打ち勝って一躍ランク入りした選手。砂川に敗れた湯川は「100パーセントのパンチがずっと飛んでくる感じ」と、砂川の攻撃を評したものだ。原も新鋭の引き立て役になるつもりは毛頭ない。こういうカードはおもしろくなるものである。
当日の試合順を整理すると、ジェオ・サンティシマ(比)-一道宏(T&T)の8回戦、金城-具志堅、原-砂川、ラバー-デカナルド、国本-竹迫、タノンサック-谷口、西田-アヌチャイとなる。これらはU-NEXTで午後3時15分~全試合ライブ配信される。いまならU-NEXTは31日間無料トライアル中→
https://video.unext.jp/genre/martial?lc=LIV0000007186&rid=FS00049
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