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世界に行くのは? 2階級制覇目指す谷口将隆 12.15タノンサックとIBF2位決定戦&OPBF戦

2024年12月10日 5時25分

 元WBOミニマム級チャンピオンで、2階級制覇を目指す谷口将隆(ワタナベ)にビッグチャンスが訪れた。15日、大阪・住吉スポーツセンターの「U-NEXT BOXING」。谷口はセミファイナルで強打のタノンサック・シムシー(タイ)と対戦する。この試合に、タノンサックの持つOPBF王座のみならず、「IBF世界2位」の座も懸かるのだ。勝てば世界再挑戦に大きく近づく。

 サウスポーの谷口(19勝13KO4敗)は2021年12月、再挑戦でウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)から初の世界タイトルを奪取。この王座は石澤開(M.T)から1度しか守れなかった。再起戦は1階級上げて堀川謙一(三迫)と戦い、10回判定勝ちしたものの、試合中にアゴを骨折する重傷を負った。そのため試合間隔が少し空いたが、今年は5月、10月とアジア圏のベテランに連続KO(TKO)勝利。

 新階級にフィットし始め、徐々に調子を上げている。持ち前のクイックネスとボディーワークを使い、無駄のない動きで位置取りをし、相手を多彩にヒットしていくボクシングに磨きがかかってきた。ミニマム級でチャンピオンだった頃よりも安定感のあるボクシングをしている。実績のある選手だから待っていても機会が訪れそうなものだが、難関を突破して世界に片手をかけようとする谷口の意欲はファンからも支持されよう。

 今回挑むタノンサックは36勝33KO1敗と軽量級では破格のKO率をマークしている強豪。大阪のグリーンツダジムと契約し、日本のリングでもおなじみである。唯一の黒星は現IBF世界王者の矢吹正道(LUSH緑)に2年前にTKOされ、デビュー以来の連勝が24でストップした。しかし初の挫折にも潰れず再び12連勝中。この間にミエル・ファハルド(比)を破ってOPBFチャンピオンになった。世界ランキングはすでに谷口よりも上位にいるが、元王者と直接戦う今回はタノンサックにしても世界挑戦をアピールする絶好の舞台だ。

 この対決がおもしろいのは、どちらも実力者であり、そして互いに文字通り「世界への最後のテスト」という意味合いがあるから。世界タイトルマッチに匹敵するカードといえる。

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