再戦もウシクが制す、3‐0判定でフューリーを連破 3団体統一世界ヘビー級戦
2024年12月22日 9時42分
2024年12月22日 6時23分
暮れの風物詩、第71回全日本新人王決定戦が21日後楽園ホールで開催され、実施12階級で今年のルーキーキングが決まった。最優秀選手賞にはS・バンタム級戦で54秒TKO勝ちを収めた山本愛翔(カシミ)が選ばれ、技能賞はS・フライ級の大器村田碧(松田)、敢闘賞はS・フェザー級梶野翔太(角海老宝石)が受賞した。
■ミニマム級5回戦
杉浦義(協栄)[判定3-0(49-46、49-46、49-46)]丸山勇人(姫路木下)
軽快にリングを回る丸山との距離を、杉浦がプレスと手数で縮めていく。杉浦の回転が上がっていくが、丸山も引かずに打ち合いに応じた。しかし杉浦のペースは最後まで落ちずに、丸山の抵抗を押し切った。
■L・フライ級5回戦
寺下列(エスペランサ)[判定2-1(49-46、48-47、47-48)]早坂峻(横浜光)
開始から飛び込んで追いかけてくる早坂に、サウスポー寺下は冷静に見て左を合わせる。止まらない早坂の圧力に押されてクリンチで止める場面もあったが、最後までステップして回り、カウンターを当て続けた。
■フライ級5回戦
佐野篤希(伴流)[判定2-1(48-47、48-47、47-48)]弘田一誠(モリシタ)
フェイントをかけ合い、見合う時間の長かった両者だが、その中で少しずつ佐野が、圧と手数を増やして前に出始める。4回と5回に右をクリーンヒットして佐野のバランスを崩した弘田だが、序盤の仕掛けの少なさが響いたかたち。
■スーパーフライ級5回戦
村田碧(松田)[TKO4回8秒]髙橋秀太(角海老宝石)
前に出る高橋を、村田はしっかり見極め、左を突き刺し右を打ち込む。ピッチを上げた3回、左フックを効かせての連打から最後は右でダウンを奪った村田は、続く4回開始早々、見事な右アッパーのカウンターでストップした。
■バンタム級5回戦
西屋香佑(横浜光)[判定2-1(49-46、48-47、47-48)]宮下椋至(JM加古川)
スタートから西屋が突っ込み、連打と圧力でロープへと押し込んで行くが、動いて右フック、左アッパーを返すサウスポーの宮下を詰め切れない。最後まで変わらず前に出て手を出し続けた西屋だが、宮下も踏ん張り、終了ゴングまで応戦した。
■スーパーバンタム級4回戦
山本愛翔(カシミ)[TKO1回54秒]矢野円来(花形)
開始のゴングから手を出し合う両者だが、左フックからの右ボディーで山本が最初のダウンを奪う。再開後も左フックを効かした山本が、追い打ちの左で矢野を倒すと、ノーカウントで試合は止められた。
■フェザー級5回戦
北本慶伍(三迫)(判定3-0(49-45、49-45、49-45)]友良瑠偉斗(真正)
正面から圧をかけて前に出る北本に、サウスポー友良は時折ボディーへ右を伸ばすが、お互い手数が少なく、レフェリーからの注意が入る。ともに明確なヒットがないままラウンドが進んだが、最終回に右でダウンを奪った北本が試合を決定づけた。
■スーパーフェザー級4回戦
梶野翔太(角海老宝石)[TKO4回36秒]瀬川欧太郎(石田)
瀬川は開始から前に出る梶野のペースに巻き込まれ、近い距離での打ち合いとなった。それでも体ごとロープへ押し込みチャンスを作る瀬川。これに対しスペースが欲しい梶野は離れ際に左右を打ち込む。しかし最終回、梶野は右の一撃で、終わりのこないような打ち合いにピリオドを打った。
■ライト級4回戦
本多俊介(E&Jカシアス)[TKO3回1分7秒]堤啓至(FUKUOKA)
動いて撹乱したいサウスポー堤の飛び込んでの右フックが、時折本多の体へ届く。しかし本多が相手の近づいてくるところにボディーを打ち始めると、堤の動きが怪しくなった。3回、左フックで最初のダウンを奪った本多が、再開後のラッシュで2度目のダウンを奪うと、レフェリーが試合をストップした。
■スーパーライト級4回戦
田下翔太(仲里)[TKO3回1分50秒]シャオリン孝司(協栄)
大きく動きながら飛ばすサウスポー田下の左がよく当たった。構わずスイッチを交えて正面から入るシャオリンに、田下は2回に右を引っ掛けてダウンをゲット。3回、シャオリンは回転を上げてロープへと詰めるが、田下も負けずに応戦。右アッパーから左フックを打ち込むと、シャオリンはスローモーションで倒れていった。
■ウェルター級5回戦
住田琉斗(千里馬神戸)[判定3-0(50-44、50-44、49-45)福永啄巳(青木)
初回、いきなりの右オーバーハンド一発でダウンを奪った住田がリズムよく動きながら左を弾き、福永に近づかれるとクリンチで寸断。出なければいけないはずの福永だが、住田の脚とスピードの前に出切れない。福永の左目上をパンチで切り裂いた住田の脚は最後まで止まらなかった。
■ミドル級4回戦
吉野健二(角海老宝石)[TKO1回1分49秒]永田雅樹(井岡弘樹)
最初から強打を振っていった吉野が、右ボディーを効かせてからの連打でダウンを奪う。立ち上がって果敢に打ち合いに臨んだ永田だが、吉野が右を2発叩きつけると前のめりにダウン。担架に乗っての退場となった。
2025年1月19日 22時39分
2025年1月19日 2時53分
2025年1月19日 0時01分
2025年1月18日 16時55分
2025年1月18日 16時45分
2025年1月16日 18時24分