全日本女子ジュニア選手権、全日本社会人選手権 決勝結果
2024年12月23日 8時43分
2024年12月22日 9時42分
現地時間21日、サウジアラビアの首都リヤドのキングダム・アリーナにて3団体統一ヘビー級タイトルマッチが行われ、WBA・WBC・WBOチャンピオン、オレクサンドル・ウシク(ウクライナ/226ポンド)が前WBC王者タイソン・フューリー(英国/281ポンド)が12回判定勝ち。約7ヵ月ぶりのダイレクトリマッチを制した。スコアはジャッジ全員が116-112。
リズムを刻むようにフットワークを駆使し出入りするサウスポーの王者と、上背で勝るオーソドックスの挑戦者がスイッチを混ぜながら攻める――初戦同様、前の手で駆け引きし合いながらの序盤となった。4ラウンド、ウシクが浅くワンツーをヒットし、フューリーも右を当て返す。両者とも徐々に浅くながらパンチを当て始めた6ラウンド、ウシクの左ストレートでフューリーの顔が跳ね上がると、続く7ラウンドはフューリーの右ストレートがウシクのガードを縫って入った。
振り分けるならウシクの手数かというラウンドが続く中、11ラウンドはウシクの細かいパンチが有効打で上回り、ハッキリとポイントを取る。最終回はどちらも浅くパンチをヒットしたが、ややウシクが勝ったか。ハイレベルな攻防ではあったが第一戦ほどのヤマ場はないまま試合終了となった。
37歳のウシクは23戦全勝14KO、WBAとWBOは4度目の防衛成功とし、WBCは初防衛に成功した。一方、36歳のフューリーは34勝23KO2敗1分。WBC王座返り咲きは叶わなかった。
WBAインターナショナル・ヘビー級王座決定戦、英連邦シルバー王座決定戦、そして保持するWBOインターコンチネンタル王座の防衛戦と3つのベルトがかけられた一戦で、モーゼス・イタウマ(英国/249.1ポンド)がデムジー・マッキーン(豪州/251.1ポンド)に初回1分57秒TKO勝利。3本のベルトを手にした。
英国ではマイク・タイソン(米国)の持つ史上最年少世界ヘビー級王座獲得記録(20歳5ヵ月)を破れるかと注目を集めるホープ、イタウマ。同じくサウスポーのマッキーンに対し初回1分過ぎ、巻き込むような大きな左フックをヒットしてダウンを奪う。後頭部に近い箇所の被弾とあってダメージを残しつつ再開に応じたマッキーンだが、イタウマの追撃の左ストレートをモロにアゴに食い、2度目のダウン。
ボブ・ウィリアムス(英国)レフェリーのカウントが進む中、マッキーンのセコンドがエプロンに上がり棄権の意思を示した。19歳のイタウマは11戦全勝9KO、WBOで6位、WBA10位、IBFでも14に付けている。いいところなく敗れたOPBF4位の34歳、マッキーンは22勝14KO2敗。
WBC世界スーパーウェルター級挑戦者決定戦とコールされた一戦は前WBCスーパーウェルター級暫定王者のセルヒイ・ボハチュク(ウクライナ/153.1ポンド)がWBC23位のイシュマエル・デービス(英国/153.6ポンド)に6ラウンド終了棄権TKO勝利。
当初は前WBAスーパーウェルター級王者イスライル・マドリモフ(ウズベキスタン)との対戦が報じられたボハチュクだったが、その後マドリモフが来年2月にバージル・オルティス(米国)との対戦を選択し、今回は代役のデービスとのマッチアップとなっていた。
軽快なフットワーク、そしてスイッチを混ぜながらペースを取ろうとするデービスに対し、ボハチュクは長いジャブ、ワンツーを見せて初回を終えた。2ラウンド2分過ぎ、ボハチュクの左フックでデービスが尻もちを付くダウン。エクトル・アフー(米国)レフェリーのカウント8で再開され、ゴングに助けられたデービスに対し、3ラウンドもボハチュクが攻勢を掛けてリードを広げる。4ラウンドに右眉をカットしたデービスは中盤、懸命に挽回を計るものの、ボハチュクの手数の前に徐々にスタミナを削られ被弾を増やす。そして6ラウンド終了後のインターバルでセコンドが棄権を申し出た。バージル・オルティス(米国)に12回判定負け(2対0)を喫してから約4ヶ月で再起を果たした29歳のボハチュクは25勝23KO2敗、敗れた29歳のデービスは13勝6KO2敗。
WBAインターコンチネンタル・ヘビー級王座決定戦はジョニー・フィッシャー(英国/241.1ポンド)がデビッド・アレン(英国/257.6ポンド)に10回判定勝利。スコアは2者が95-94でフィッシャー、残りは96-93でアレン。
フィッシャーにとって苦しい試合だった。初回、上下への打ち分けを見せるフィッシャーが手数と攻勢でポイントを取り、その後も有効打数でペースを握る。のっしのっしと前に出て頭を押し付けてくるアレンを攻めあぐねていたが、5回、揉み合いからの左右フック、右アッパーが効いてしまったフィッシャーがダウン。
フィッシャーは立ちあがるがアレンの追撃にフラフラとなりタックル気味に体を預けるばかり。アレンのレスリング行為もあり何とかゴングに逃げ込んだフィッシャーは6ラウンド以降、立て直しを図るもののアレンのワンパンチが入ると途端に足元をバタつかせ、棒立ちとなるなど、なかなか流れを引き戻せない。
7ラウンドもアレンの大きな右フックでグラつき、前半の貯金を吐き出したフィッシャーは終盤に入っても効果的な反撃を見せることができない。アレンの大きな左右フックにバランスを崩し2度目のダウンを回避するのがやっとといった展開でフルラウンドを戦い終えた。ブーイングのなかベルトを腰に巻いたWBO13位でもある25歳のフィッシャーは13戦全勝11KO。疑惑の判定で涙を呑んだ32歳のアレンは23勝18KO7敗2分。
フェザー級10回戦は、東京五輪フェザー級ベスト32、日本での試合経験も持つWBAスーパーバンタム級10位のピーター・マグレイル(英国/129.8ポンド)がWBAフェザー級13位のリース・エドワーズ(英国/129.1ポンド)に10回判定勝利(3対0/96-94が2者に96-95)。28歳のマグレイルは11勝6KO1敗、今後はフェザー級に上がるつもりか。敗れた24歳のエドワーズは16勝4KO1敗。
IBFインターコンチネンタル・ライトヘビー級王座決定戦、そしてWBAコンチネンタル・ライトヘビー級タイトルマッチはWBAコンチネンタル王者でWBA11位のダニエル・ラピン(ウクライナ/174.9ポンド)がディラン・コリン(フランス/173.1ポンド)に10回判定勝利(3対0/99-91、99-91、100-90)。2冠王者の27歳、ラピンは11勝4KO、31歳のコリンは14勝4KO1敗。
2025年1月19日 22時39分
2025年1月19日 2時53分
2025年1月19日 0時01分
2025年1月18日 16時55分
2025年1月18日 16時45分
2025年1月16日 18時24分