マロニー戦近づく那須川天心「試合で何が起きても大丈夫なように」 公開練習でみっちり動く
2025年2月12日 17時16分
2025年2月11日 23時14分
11日後楽園ホールのセミファイナルで行われたWBOアジアパシフィックS・フライ級タイトルマッチ12回戦は、チャンピオンの川浦龍生(三迫)が挑戦者7位・田井宜広(RST)を6回1分50秒でTKOし、初防衛した。
左右にスイッチしながらスタートから攻め込んでいった田井。だが、川浦はロープを背負いながらもゆとりを感じさせ、しっかりとした両ガードで攻撃を止め、再三にわたってタイムリーな左ストレートをヒットした。一見すると田井が勢いをもって攻勢をかけている展開だったが、川浦は田井に攻めさせてカウンターを奪う戦略だったのだろう。田井が右構えで攻めても左構えで攻めても、惑わされることなく適宜左を決めていたのが印象的だった。
4回には左右アッパーを決めた川浦は、ふたたびストレート攻撃に切り替えていく。そして6回、田井の右をかわして左ストレートをヒット。さらに左を2発決めて後退させて連打。コーナーに詰まった田井にレフェリーがカウントを数え、再開後、川浦がもう1度連打を仕掛けたところでストップとなった。
川浦がWBA3位、WBO5位、IBF11位。田井がWBO10位という世界ランカー対決でもあったが、川浦の経験が上回った形だ。13勝9KO2敗。敗れた田井は8勝8KO2敗。
日本ランカー対決となった前座のフライ級8回戦は、11位の長嶺竜久(ながみね・りゅうく、平仲ボクシングスクール)が10位の宝珠山晃(ほうしゅやま・あきら、三迫)を2回1分52秒TKOで下した。
基本的にオーソドックス・スタイルだったはずの長嶺も左構えでスタートするサウスポー対決。長距離をキープしようとする宝珠山に対し、長嶺は左フックを決めて、鋭い右ショートフックを中に通す。そして2回、長嶺が右ボディーフックから左アッパーをどんぴしゃのタイミングでヒットすると、宝珠山がダウン。立ち上がったものの、大きくフラついたため、レフェリーが試合続行を許さなかった。
中・近距離で、的確でシャープなショートブローを見せた長嶺は9勝7KO3敗。ショッキングな負け方を喫した宝珠山は10勝5KO3敗。
◆ミドル級4回戦
伊吹遼平(三迫)[判定3—0(38—37、38—37、39—36)]古森綾音(博多協栄)
◆51.5kg契約4回戦
澤田大(三迫)[TKO4回1分42秒]栁田優希(湘南龍拳)
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