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元フライ級王者の木村翔が正式に引退 4月に地元で引退興行

2025年2月20日 12時52分

 元WBO世界フライ級チャンピオンの木村翔(36歳)が正式に引退を発表した。4月27日(日)には埼玉県熊谷市のくまがやドーム体育館で引退興行(DANGANプロモーション主催)が行われる。

引退を発表した木村

 木村は高校でアマチュアキャリアがあるが、一度はボクシングから離れ、23歳で再開。青木ジムからプロデビューし、16戦目で坂本真宏(六島)に判定勝ちしてWBOアジアパシフィック王座を獲得。その2戦後(17年7月)、上海でゾウ・シミン(中国)を11回TKOで破り、ほぼ無名の存在から一躍世界チャンピオンの座に就いた。

 この王座は田中恒成(畑中)に敗れるまで2度の防衛に成功。19年5月、1階級下げてカルロス・カニサレス(ベネズエラ)と対戦したが、これは12回判定負けで2階級制覇ならず。その後花形ジムに移籍し、ラストファイトは一昨年1月、バンコクでウラン・トロハツ(中国)と10回ドローだった。終身成績は26戦19勝12KO3敗4分。

 果敢な打撃戦でファンを引き付け、こと英雄ゾウから世界タイトルを獲った中国での人気は絶大だった。木村は5度の世界戦のうち3試合が中国だった。

 4月27日の引退興行では、元世界3階級王者の八重樫東さん(現大橋ジムトレーナー)とエキシビション3ラウンドを行うという。木村さんは現在、熊谷でフィットネスジム「B Make」を開き、代表を務めている。

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