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波田大和が渡邉卓也に5回TKO勝ち 尾川堅一もTKO勝利

2025年4月5日 20時51分

 5日夜、後楽園ホールで行われた「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT31」のメインはOPBF・S・フェザー級戦は、チャンピオン波田大和(帝拳)が挑戦者渡邉卓也(DANGAN)に5回22秒TKO勝ち。タイトルの初防衛に成功した。

初防衛に成功した波田

 脚と頭の位置をたえず動かす渡邉に対し、強打の波田が見すぎるのではとも思われたが、波田は落ち着いてパンチのタイミングを計り、2回に左ショートでダウンを奪った。経験豊富な渡邉もベテランらしくここで引かない意思を示し、重心を落として前へと出た。

 これに対し波田は間合いをしっかりとつかんで強打を集めた。4回は強打のコンビネーションに左ボディーも混ぜ、渡邉に確実にダメージを与えていく。迎えた5回早々に勃発した打ち合いでは渡邉もこらえつつ手を返したが、波田の勢いに抗えず、田中主審が試合をストップした。

 波田はこれで17勝16KO2敗。渡邉は41勝21KO14敗2分となった。

 セミに出場した元IBF世界S・フェザー級王者の尾川堅一(帝拳)は比国同級12位のメルチョール・ロダ(比)に5回終了TKO勝ち。プロ30勝目(21KO2敗1分1NC)を手にした。

 尾川は冷静に間合いを作りながらロダをプレスした。スピードに乗せた左ジャブをダブル、トリプルで突き、相手の空振りを誘いながら試合を進めた。

 3回にバッティングで左目上から出血したロダはしつこく迫り、右のスイングを尾川がよけそこなうシーンもあった。尾川はダウンにつながるようなヒットはなかったが、5回終了後にロダがギブアップ。尾川のTKO勝ちとなった。

 尾川はWBO3位。「世界戦が決まってそこで最高のパフォーマンスが出せれば」とチャンスを待ち続ける構えだ。ロダは9勝6KO5敗。

■フェザー級8回戦
嶋田淳也(帝拳)[判定3-0(79-73、78-74、78-74)]向山太尊(DANGAN)
 日本同級5位の嶋田が元ランカー向山と対戦。サウスポーの向山と互いに後ろの手、外の足と目まぐるしく探り合いが続き、嶋田は右ストレートでややリード。4回に向山も手数を増やすと嶋田は正面からの攻めになったが、左ボディーなどでポイントをアピールした。嶋田は8勝2KO1分。向山は9勝5KO6敗。

■54.5キロ契約8回戦
内構拳斗(横浜光)[引き分け]チャン・ドンフン(三迫)

■東日本新人王L・フライ級予選4回戦
當山楓真(ワタナベ)[引き分け]小林優樹(横浜光)
※規定により、當山の勝者扱い

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