IBF・S・フェザー級8位イングランド、凱旋ファイトで快勝 豪州パース
2025年4月27日 21時17分
2025年4月27日 21時08分
ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムで26日(日本時間27日)、6万人超の観衆を集めて行われたミドル12回戦はクリス・ユーバンクJr(英=IBFミドル級3位)がコナー・ベン(英=WBCウェルター級3位)に3-0判定勝ち。人気が沸騰した二世ボクサー対決を制した。PHOTOS/MARK ROBINSON(MATCHROOM BOXING)
クリス・ユーバンク、ナイジェル・ベンと父同士がライバルだった背景から実現した息子同士の一戦。両コーナー下には父が陣取り、緊張感とノスタルジーが漂う。序盤、体格で勝るユーバンクが左ジャブを決めれば、ベンは右を返す。3回のベンは左フック、右強打で攻勢。しかし4回、左アッパーでベンのアゴを上げたユーバンクがクリンチ際でもパンチを放って押し込む。レフェリーから注意されるも、ユーバンクはラウンドを重ねるごとに圧力を増していく。
ベンが右や連打の正確さで勝るものの、ユーバンクは常に攻めの姿勢を崩さずベンを断続的にロープへ送った。本来ウェルター級のベンは打ち返してスタンドを沸かせるが、押され気味のまま終盤へ。ここでもユーバンクの執拗な連打がベンを圧倒。ユーバンクは右目上をカットする代償を負ったが、最後まで手を出し続けてゴールテープを切った。スコアカードは3ジャッジ一致の116-112でユーバンクの手が上がった。
ユーバンク(35)は35勝25KO3敗。前回はロイ・ジョーンズJrがチーフトレーナーだったが、今回は以前ウラジミール・クリチコらをコーチした元ヘビー級選手ジョナサン・バンクスがチーフセコンドを務めた。初黒星のベン(28)は24勝14KO1敗。リマッチを希望する一方で、ウェルター級に戻りWBC王者マリオ・バルガス(米)に挑戦したいとも明かした。
セミ格のL・ヘビー級12回戦はアンソニー・ヤード(英=WBO・L・ヘビー級2位)とリンドン・アーサー(英=WBA同級7位)が3度目の対戦。中盤から右で攻勢をかけたパンチャーのヤードが、左ジャブを決めるテクニシャンタイプのアーサーを押し切り、115-113、116-112×2の3-0判定勝ち。対戦成績を2勝1敗とした。ヤード(27勝24KO3敗)は空位のWBAインターナショナルL・ヘビー級王座に就いた。アーサーは24勝16KO3敗。
またミドル級12回戦でアーロン・マッケンナ(アイルランドーIBFミドル級15位)がベテランのリアム・スミス(英=WBC同級10位)を相手に優勢の進め、最終回に左ボディー打ちでダウンを奪い3-0判定勝ち。スコアは118-108、117-109、119-108と大差でマッケンナ(20勝10KO無敗)が勝利。マッケンナは空位のWBAインターナショナル・ミドル級王座に就いた。スミスは33勝20KO5敗1分。
前WBOクルーザー級王者クリス・ビラム=スミス(英=WBO4位)はブランドン・グラントン(米=IBF5位)と終始打ち合いを展開。拮抗したスコアが予想される中、アナウンスされた数字は116-113、116-112×2でビラム=スミスが支持された。ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)とのクルーザー級2団体統一統一戦から復帰したビラム=スミスは21勝13KO2敗。グラントンは20勝17KO3敗。
もう一つのクルーザー級12回戦は英国タイトルマッチ。王者チーボン・クラーク(英=WBC12位)が挑戦者ビダル・ライリー(英=WBC21位)に3-0判定負けで王者交代。スコアは115-113、116-112、117―111でライリーの勝利。ライリーは13勝7KO無敗。クラークは10勝7KO2敗。この日は5試合ともすべて判定決着に終わった。
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