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木村翔が郷里熊谷で引退セレモニー 八重樫東さんと激しく打ち合いファンをわかせる 

2025年4月27日 23時15分

 27日、埼玉県熊谷市の彩の国くまがやドームで、元WBO世界フライ級チャンピオン木村翔の引退セレモニーが行われた。

八重樫さんとの惜別スパーを終えた木村㊧。さばいたのは元女子王者の岡庭(旧姓花形)冴美レフェリー

 木村は23年1月のウラン・トロハツ(中)戦がラストファイト。すでに郷里のここ熊谷市でフィットネスジム「B Make」を主宰している。この日はメインのS・ウェルター級8回戦の後で引退イベントがスタート。元世界3階級制覇王者で現大橋ジム・トレーナーの八重樫東さんとの2分3ラウンドの特別スパーリングをはじめ、ファンに最後の雄姿を披露した。

 木村が世界戦に挑むまでに何度も胸を借りた相手が八重樫さんだった。「八重樫さんを倒せれば世界チャンピオンになれると、いつも気合いを入れてやっていました」と懐かしむ。その甲斐あって木村は17年7月の上海でゾウ・シミン(中)を11回TKOで破り、見事世界チャンピオンとなる。英雄ゾウを倒し、中国でも有名になった。

八重樫さんと激しいエキシビションを披露した木村

 ヘッドギアを外して行われたこの日のエキシビションは、静かな立ち上がりから徐々にヒートアップし、最終3回は互いに好打を連発。会場のファンを喜ばせた。エキシビションの後は、木村のバンデージに関係者が一人ひとり鋏を入れた。最後は所属の花形進・花形ジム会長が木村のバンデージをカットし、大きな拍手を浴びた。会場には田中恒成(畑中)や比嘉大吾(志成)も訪れ、木村の門出を見守っていた。

花形会長からバンデージをカットしてもらう

 「最後にこうしてセレモニーをやれてよかったと思います」と、最後は10カウントで地元のファンにお別れを告げた木村。ジムのほうも順調なようで、将来のプロ加盟も考えているようだ。

引退式には比嘉㊧と田中も駆けつけた
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