関西学生ボクシングリーグ戦が開幕 大阪商大、芦屋大、同志社大が勝利
2025年5月12日 9時39分
2025年5月12日 1時07分
11日、東京・大田区総合体育館で開催された『LIFETIME BOXING FIGHTS27』。セミファイナルの133ポンド契約8回戦は、WBA世界S・フェザー級4位(IBF15位)の堤駿斗(志成)が同15位・ハイメ・アルボレダ(パナマ)に3回2分39秒TKO。前戦に続き、世界ランカー対決を制した。
左右のストレートボディーでスタートした堤は、アルボレダの右をかわして左ボディーも突き刺すと、強烈なワンツーや右のオーバーハンドもヒットして先制。2回には近距離の戦いを挑むと左フックを上下に散らしてアルボレダを慌てさせた。
間合いを潰されたアルボレダは、左右アッパーで反撃を試みるものの、丁寧に防御動作も織り交ぜた堤はもらわない。
3回、バッティングで左目上をカットしたアルボレダをじわじわと追い込んだ堤は、右からの左フックでダウンを奪うと、連打からの右フックでレフェリーストップに持ち込んだ。
長いストレートが持ち味のアルボレダに左ジャブで差し勝って、空いた急所を丁寧に攻めた堤。安定感をまた一段と深めた戦いぶりだった。7勝4KO。敗れたアルボレダは20勝15KO4敗。
110ポンド契約8回戦は、WBA世界L・フライ級6位の吉良大弥(志成)が同13位のジャクソン・サパタ(ベネズエラ)から2度ダウンを奪って3-0(79-73、79-71、80-70)判定勝利。プロ3連勝(2KO)を飾った。
初回、サパタがジャブ、フックと左の連打をヒット。チョップ気味の右から左フックもヒットさせたが、吉良も右ストレートから左フックを決め返す。
2回にはサパタの左フックで一瞬腰砕けとなった吉良だが、3回に左ボディーから圧をかけて打ち合いを演じると、速い連打から左ボディーを叩き込んでリードした。
疲労感を漂わせたサパタは頻繁にスイッチを繰り返して幻惑しようと試みるが、吉良はお構いなし。強引な攻めの中で時折右カウンターをもらったものの攻勢を続けると、7回、左ボディーを効かせてダウンを奪う。さらに最終回にも足を使ってごまかしにかかるサパタにふたたび左ボディーを決めて倒す。ストップこそできなかったものの、強気の姿勢とスタミナの豊富さを存分に見せつけた。サパタは11勝9KO3敗2分。
54.5kg契約8回戦は、田中湧也(大橋)が元WBAミニマム級暫定王者のパイ・パーロップ(タイ)に3-0(79-73、79-73、80-72)判定勝利を収めた。
サウスポーの田中は右ジャブを起点に左ストレートを顔面、左アッパーをボディーと打ちこんでリード。2回に右を合わされ、5回に左構えからの右ジャブで効かされたものの、3回に左ボディーでダメージを与えてからはパイ・パーロップの右をかわして左をヒット。また、要所で連打を披露して圧倒。パイ・パーロップの堅いガードに遭ってストップはならなかったが、大差勝利となった。
田中(25歳)は5勝3KO1敗。パイ・パーロップ(42歳)は38勝29KO8敗。
◇ライト級8回戦
大胡晴哉(吉祥寺鉄拳)[判定3-0(79-72、80-71、80ー71)]チョウ・シンキョウ(中国)
◇S・バンタム級6回戦
中田雅大(秩父)[TKO1回2分5秒]竹山然(橋口)
2025年5月12日 9時39分
2025年5月12日 1時02分
2025年5月11日 18時05分
2025年5月11日 3時11分
2025年5月10日 16時45分
2025年5月10日 5時09分