ＷＢＯ女子Ｓ・フライ級チャンピオン、晝田瑞希（三迫）が17日（日本時間18日）、米ロサンゼルス近郊コマースのコマース・カジノで挑戦者カルラ・アジェリン・メリノ（アルゼンチン）に３－０判定勝ち。４度目の防衛に成功した。

　Ｖ３戦からちょうど４ヵ月。同じ会場に登場した晝田はおなじみとなった派手なガウンでリングイン。コーナーにはチーフセコンドにマニー・ロブレス、そして三迫ジムの加藤健太トレーナーらが陣取った。サウスポーの晝田は右ジャブを上下に決めてメリノの放つ左フックをかわしてリード。スピードと瞬発力で挑戦者を勝り、４回には左右連打を見舞う。

　なおも仕掛ける晝田は６回、右ボディーをコネクト。７回、左ボディーを返したメリノだが、晝田は左強打から右ボディーをヒット。８回にも右ボディーから左を浴びせた晝田は終盤もハイガードで対峙するメリノにプレスをかけてゴールテープを切った。スコアカードは98‐92が２者、99‐91で晝田が快勝。

　晝田は８勝２ＫＯ無敗。「作戦はイン＆アウト（の出入り）とクレバーに戦うこと」とインタビューで語った勝者は観客席に「サンキュー・ベリーマッチ。ムーチャス・グラシアス！」と絶叫した。メリノは16勝４ＫＯ３敗。