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あすOPBF大竹vs臼井、和氣の再起&木村OPBF挑戦

2017年7月18日 15時56分

  あす18日後楽園ホールでゴングとなる「ゴールデンチャイルドボクシングvol.120/DANGAN188」の計量が18日、日本ボクシングコミッションで行われた。メインのOPBF・S・バンタム級タイトルマッチは、王者の大竹秀典(金子)が55.2キロ、挑戦者14位の臼井欽士郎(横浜光)が55.3キロであすの試合に進んだ。

V1戦の大竹(左)と8年ぶりタイトル戦の臼井

 大竹は3月の王座決定戦で獲得した王座の初防衛戦。14年11月のWBA王者スコット・クイッグ(英)戦以来、2度目の世界挑戦が目標だが、いまのところチャンス到来の知らせは届かない。

36歳と37歳のベテラン対決

「早く(世界再挑戦を)やりたいという気持ちもある」が本音ながら、焦ってもしょうがないことは百も承知。最近は「練習で伸びているという感覚をつかめている」だけに、36歳のベテランは臼井をしっかり退け、自らの成長を確認するつもりだ。

 こちらも37歳のベテラン、臼井は3月に元日本、OPBFフェザー級王者の天笠尚(FLARE山上)に敗退。14年に復帰してから初黒星で「精神的にまいった」と言うが、09年の大場浩平戦(日本バンタム級)以来のタイトルマッチが決定してモチベーションを上げた。

 大竹のことを「精神力を含めて今までで一番すごい選手」と認めつつ、「こんな機会はなかなかないので楽しみたい」。自身初のベルトを手にし、健在ぶりをアピールしようとしている。

世界戦敗退から再起の和氣(左)と元暫定王者の瀬藤

 セミには昨年7月にIBF世界S・バンタム級タイトルに挑戦し、王者ジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)に敗れた和氣慎吾(FLARE山上)が1年ぶりにリング復帰。S・バンタム級8回戦で、元日本同級暫定王者の瀬藤幹人(協栄)と対戦する。

和氣「いまはノーランカー。立場を築いていく」

 世界戦敗退、ジム移籍と慌ただしい1年を送った和氣は久々の試合を前に「待ち望んでいた」と笑顔。多くの支えを受けて復帰戦にたどりついただけに「いいところを見せたい」と考えるのが人情だが、「復帰戦で、1年ぶりの試合で、いい動きができなくても当然。自分の持っているものを全部出し切ろうという気持ち。もちろん目標は世界だけど、いまはノーランカー。立場をしっかり築いていく」と謙虚な心構えだ。

 一方の37歳の瀬藤は左目の手術もあり、こちらもおよそ1年ぶりのリング。「相手に選んでもらって自分はラッキーだと思う。食ってやろうという気持ちはもちろんある」と5試合ぶりの勝利に意欲を見せた。

挑戦者の木村(左)と日本人に強い王者ダッケル(右)

木村「いままでは気持ちの面で優しすぎた」

 また、OPBF・S・フライ級タイトルマッチの計量も行われ、王者レネ・ダッケル(比)が51.8キロ、挑戦者11位の木村隼人(ワタナベ)が52.1キロでリミットをクリアした。

 木村は15年に石田匠(井岡)、16年に中川健太(レイS)と日本王座を争ったが、いずれも判定で涙を飲んだ。中川戦は「出し切れず、残して終わって、すごくモヤモヤしている」と後悔の念が強い。今回は「普通に考えたらもうチャンスは来ない。チャンピオンをぶっ殺してやる、としか考えていない」と悲願のベルト奪取に闘志を見せた。

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