五輪金ヤファイ初黒星 チワス・ロドリゲスが圧勝し寺地挑戦呼びかける WBC暫定フライ級戦
2025年6月22日 9時36分
2025年6月22日 11時54分
現地時間21日、英バーミンガムのセミファイナルは英国ウェルター級タイトルマッチ。チャンピオンのコナー・ウォーカー(英国/146.8ポンド)が元WBO欧州王者のリーアム・テイラー(英国/146.7ポンド)に7ラウンド45秒KO勝利を収め、王座防衛に成功した。
地元王者に大歓声が後押しし、がっちり体型のウォーカーがガードを固めながら前進する。テイラーも下がりながらではあるもののジャブ、ワンツーを軸に対抗。2ラウンド、ローブローが続く王者にはボブ・ウィリアムス(英国)レフェリーから注意が入る。
鼻血を出し始めたテイラーは3ラウンド終了間際にウォーカーの右フックを食いグラついたところでゴング。その後も距離を取りながら懸命に打ち返し、5ラウンドはいい右を打ち込んだ。6ラウンドはウォーカーが右を当ててポイントを取り返し、迎えた7ラウンドにテイラーが左フックを返そうとしたところに左フックをカウンターでアゴにクリーンヒットすると、テイラーは力なく崩れ落ちた(10カウント)。WBC26位でもある30歳のウォーカーは16勝7KO3敗1分。34歳のテイラーは28勝14KO3敗1分。
WBAインターナショナル・スーパーバンタム級王座決定戦は、WBA6位のピーター・マグレイル(英国/121.9ポンド)がWBO13位のイオナッツ・バルータ(ルーマニア/121.9ポンド)に10回判定勝ちし、王座を獲得した(2対0/95-95、97-93、97-93)。
17年ハンブルクの世界選手権でバンタム級銅メダルを獲得、19年エカテリンブルグの世界選手権ではフェザー級で銅メダルを獲得しているマグレイルは当初、IBO同級王者のシャバズ・マスー(英国)へ挑戦する予定だったが、試合2週間前に王者マスーが拳の負傷を理由にキャンセル。世界ランカーのバルータに白羽の矢が立った。
初回、脚でプレッシャーを掛けるサウスポーのマグレイルは左を当てて早々に優位に立つと、終盤に左フックをアゴに見舞いバルータをグラつかせる。2ラウンドに入るとバルータも持ち味の手数で対抗。4ラウンド序盤に左をヒットしたマグレイルに対し、終盤にはバルータもコンビネーションを返す。
5ラウンド、マグレイルは左ストレートを好打してバルータをのけぞらせる。6ラウンドにマグレイルは右眉尻から出血したが、バルータの連打をしっかりとブロックしながら攻勢を掛け続ける。終盤はボディーが効いたか、運動量の落ちたバルータに対し、マグレイルもダウンを奪うところまでは攻め込めずにフルラウンドを戦い終えている。
22年12月には有明アリーナのリングに立った経験も持つ29歳のマグレイルは12勝6KO1敗。敗れた31歳のバルータは17勝3KO6敗1分。
クルーザー級6回戦では、パリ五輪ヘビー級ベスト16のパトリック・ブラウン(英国/209.6ポンド)がプロ2戦目のリングに上がり、イバン・デュカ(クロアチア/206.7ポンド)を2ラウンド1分2秒KOに下した。
デビュー戦勝利から約3ヵ月で2戦目となるブラウン。開始からガンガン距離を詰めデュカを追い込んでいく。2ラウンド開始直後、デュカは肩越しの右を浅く当てて反撃をうかがうも、ひるむことなくブラウンは左右のボディーフックから左アッパー。アゴに食らったデュカがストンとダウンし、その場にうずくまった。
デュカはカウント途中で立ち上がったものの、ダメージを考慮したレフェリーは両手を交差し、ブラウンがあっさりと白星を手にした。3戦目は7月5日、ジャック・カテラル対ハーレム・ユーバンク(ともに英国)戦のアンダーカードと決まっている25歳のブラウンは2勝2KO。28歳のデュカは5勝3KO6敗。
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