叩き上げのプロから久々の世界王座獲得なるか――? 9月2日横浜のダブル世界タイトル戦のひとつ、WBA世界ミニマム級王座決定戦で同級3位ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)と対戦する同2位の石井武志(大橋)が14日所属の大橋ジムで公開練習を行い、順調な仕上がりぶりをアピールした。

初挑戦の石井を挟んで大橋会長㊨と北野トレーナー
大橋秀行会長は現役時代に所属したヨネクラジムから5人の世界チャンピオンを輩出し、これを抜くことを目標に頑張ってきた。いま大橋ジムは5人の世界王者を育て、古巣に並んでおり「いよいよ抜く時がきた」と大橋会長は意気込む。
期待の石井(26歳)はキックボクシングから転向しこれまで11勝8KO1敗。近年はアマのトップ選手からプロに転じて世界を目指すのが「王道」とされ、4回戦からスタートした叩き上げのプロが世界を目指す獲得する例は極めて少なくなっている。しかし石井は「アマ経験もない、才能もない自分が世界チャンピオンになることに価値があると思います」とやりがいを感じている様子。
今回の相手メンデスがサウスポーであることから、WBA王座を返上した松本流星(帝拳)らサウスポーを相手にスパーを重ねてきた。石井にとって今回がサウスポーと初対戦になるものの、「苦手意識は全くなく、むしろ得意と思っている」と言い切る。「(メンデスは)ボクシング技術が高く、ラウンドの支配、ポイント・ゲームの巧い選手、なかなか思い通りの展開に持っていくのは難しいかもしれない。でもそこを壊していくものを作っているんで、そういうところをみてほしい」と石井は訴えていた。

ミット打ちを披露する石井㊨
試合はメインの吉良大弥-カニサレスのWBA世界L・フライ級王座決定戦や藤木勇我のプロ第2戦等とともに9月2日午後3時から横浜BUNTAIで行われる。Leminoにより配信される。


