フルコビッチが新王者 ガス欠イタウマに大逆転9回TKO勝ち IBFヘビー級

現地時間29日、英国のロンドン、グリニッジにあるO2アリーナにて、クイーンズベリー・プロモーションズ主催興行が開催。メインイベントはIBF世界ヘビー級王座決定戦として同級3位のモーゼス・イタウマ(英国/241.7ポンド)と同級4位フィリップ・フルコビッチ(クロアチア/236.2ポンド)が対戦し、フルコビッチが逆転の9ラウンド2分27秒TKO勝利で新王者となった。

初回をいいリズムで終えたサウスポーのイタウマは2ラウンド早々、右フックを引っ掛けるように放ち、フルコビッチに右手を着かせた。フルコビッチはダメージを感じさせずすぐに再開となり、イタウマは左フックをボディーへ、ジャブを上に、そして左ストレートをボディーにと快調に飛ばしていく。フルコビッチは効いてる素振りを見せずじりじり歩を進める。その後も距離を取りながらイタウマは終盤のスタミナが心配になるほど手数、有効打で上回りポイントをあげていった。

中盤、フルコビッチは膝を折ることもなく、時折イタウマ・ファンがヒヤリとするパンチを放ち、不気味さを漂わせながらラウンドが進行した。イタウマのフルマーク・ペースで迎えた8ラウンドはさすがに反応が鈍り始めたフルコビッチ。イタウマは左ボディーストレートを上に、右フックを上に返して攻勢を強めるが、ラウンド終盤には打ち疲れか、苦悶の表情を見せてコーナーに戻った。

そして9ラウンド、フルコビッチが勝負を仕掛けプレス。ガス欠のイタウマはパンチこそ出すものの自身のバランスを支えられないほどフラつきを見せる。パンチを出し続けるイタウマは体のフラつきが顕著となり、ロープを背に何とか立ち続けるといった状態。それを見たハワード・フォスター(英国)レフェリーが割って入ると同時にイタウマがコーナーに沈むようにもたれかかって終了となった。ポイント的にはイタウマのワンサイドながらフルコビッチが戴冠を果たした。

34歳のフルコビッチは21勝16KO1敗。勝利者インタビュー中にはWBC王者、アギト・カバイェル(ドイツ)もリングに上がり統一戦を示唆している。敗れた21歳のイタウマは14勝12KO1敗。

セミでは英連邦と英国のウェルター級二冠王者コンスタンチン・ウルスー(英国/146ポンド)が両王座の防衛戦としてベン・ボーン(英国/146ポンド)に8ラウンド3秒TKO勝利を収め、王座を防衛した。WBO13位、26歳のウルスーは16戦全勝7KO。27歳のボーンは12勝4KO3敗。

試合結果(日本語)
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