吉良大弥お見事5戦目奪取 7回左フック一閃、カニサレス沈む

2日、横浜BINTAI開催「Lemino BOXING」のメインイベント、WBA世界L・フライ級王座決定12回戦は、1位吉良大弥(志成)が元WBA・WBC王者で2位のカルロス・カニサレス(ベネズエラ)に7回38秒TKO勝ち。元世界4階級制覇王者田中恒成に並ぶ、国内最速タイ記録(5戦目)での世界王座獲得を果たした。

吉良は立ち上がりから重く速い左ジャブ、右ストレートを繰り出しつつ、素早く小さいステップバックを駆使してカニサレスを空転。3回には、右スイングをかわしざまの左フックをテンプルに決めてダウンを奪う。

距離を詰めたいカニサレスに対し、吉良は左足の置き位置で邪魔をして、容易に接近を許さない。右回りを多用して、カニサレスの間合いを切る動き、吉良が隙を見て差すボディーブローにカニサレスはストレスを感じているように見えた。

しかし4回に入り、体力温存も見据えてかステップバックを封印し始めた吉良に対し、カニサレスは前がかり傾向を強める。5回、6回と進むにつれて、左フックの相打ちが交差するシーンも増え始め、ボディーブローの応酬も見られ、カニサレスの連打が生き始める展開になりかけた。

だが、吉良が足を止める戦いから元に戻したのは7回だ。前進を強めるカニサレスをステップバックしておびき寄せて打ち気を誘い、左フックの相打ちカウンター一閃。よりコンパクトに放った吉良の一撃がアゴを打ち抜くとカニサレスは背中からキャンバスに倒れ込む。起き上がろうともがく元王者を見てレフェリーが試合を止めた。

「(ベルトは)重たいです。記録も狙っていたが、この試合に勝つことを目標にしていたので勝てて嬉しい。見ているよりも体力的な面で楽な展開ではなかった。だから中盤に決めてやろうと思っていた」と会心の勝利を振り返った新チャンピオンは、支える人々、環境への感謝の弁を続けて締めくくった。

吉良(23歳)は5勝4KO。カニサレス(33歳)は28勝2KO4敗1分。

試合結果(日本語)
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