April
23
Tuesday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

16°C Clouds
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 井岡が3階級制覇挑戦、高山は小野と防衛戦

井岡が3階級制覇挑戦、高山は小野と防衛戦

2014年3月24日 21時41分

 5月7日ボディメーカーコロシアム(大阪府立体育会館)で開催されるIBF世界フライ級タイトルマッチ12回戦、同ミニマム級タイトルマッチ12回戦のダブル世界戦の記者発表が24日、大阪市内のホテルで行われた。

井岡が3階級制覇へ、高山とダブル世界戦(ボクシングニュース)
ダブル世界戦に臨む井岡一翔(左)と高山勝成

 元WBA・WBCミニマム級統一王者で、前WBA世界L・フライ級王者の井岡一翔(井岡)がIBF世界フライ級王者、アムナット・ルエンロエン(タイ)に挑み、日本人最短の15戦目での3階級制覇を目指す。IBF世界ミニマム級王者の高山勝成(仲里)は同級10位、小野心(ワタナベ)を迎えて2回目の防衛戦を戦い、ミニマム級で世界統括4団体のステップにしたいと、井岡、高山は陣営ともども意気込み十分だ。

 昨年の大みそかに無敗のフェッリックス・アルバラード(ニカラグア)に完勝し、フライ級へ進んだ井岡は「大きなチャンスをいただいた。気負うことなく、普通に勝ってひとつの通過点にしたい」と冷静そのもの。3階級制覇は叔父の井岡弘樹氏が果たせなかった夢だけに「叔父や、父には悔しい思いがあるので、そうした気持ちを背負って。リングに上がります」を語った。

 挑戦相手のアムナットは、12戦12勝(5KO)。井岡はアマ時代、キングスカップで敗北を喫しているが、「やり返す試合にする。ビデオは見たが、うまさのある選手だ。相手が逃げ、僕が追う展開になりそうだが、自分のスピードを生かしたい。人生の中でも大きな区切りとなるので、応援をお願いします」と頭を下げた。この日は、井岡の25歳の誕生日。バースデーケーキのろうそくを笑みを浮かべて吹き消した。25日から合宿練習に入る。

小野(左)も東京で抱負を語った。右は河野

 高山は07年4月、新井田豊(横浜光)に敗れて以来7年ぶりの日本人との対戦。「東京のお客さんも詰め掛けて、盛り上がるファイトになると思います。まず自分に勝ち、やりきることをテーマに練習を積んで、がんばっています。この試合に勝って、WBOのタイトルに挑戦、日本人初の4団体王座獲得につなげていきます」と意欲十分。対戦相手の小野については「すごくまとまった感じの選手。1階級上で戦っているし、ベストの状態でくるだろう。とにかく、僕のすべてを見てほしい」と力強く語った。

 一方、高山に挑戦する小野も都内で会見。キャリアを通じて初のミニマム級での試合となるが「L・フライかミニマムでチャンスがあればと思っていた」とウエートは問題なしと強調。高山の運動能力の高さを警戒しつつ「自分の距離で戦ってペースを作り、左を打ち込みたい」と打倒高山に向け静かに闘志を燃やしていた。

Related article
関連記事