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エルナンデス、プロ6戦目の井上を警戒

2014年3月31日 16時16分

 4月6日大田区総合体育館で井上尚弥(大橋)の挑戦を受けるWBC世界L・フライ級王者のアドリアン・エルナンデス(メキシコ)が31日、都内の帝拳ジムで練習を公開した。

エルナンデス、プロ5戦目の井上を警戒(ボクシングニュース)
インファイトが得意そうなエルナンデス

 今回が5度目の防衛戦となるエルナンデスはプロ32戦29勝18KO2敗1分のキャリアを誇る29歳。経験では20歳の井上をはるがにしのぐが、「井上はアマチュアのキャリアが豊富だし、リングの上では何が起きるか分からない。リングの上ではどんな相手でも危険だ」と日本最短記録に挑む挑戦者をずいぶんと警戒している様子。「私はKOという言葉を口にしない。KOはあくまで自然発生的に起きるものだ」と終始慎重な姿勢を崩さなかった。

フェネク氏(右)は自信の表情

 もっとも新たにトレーナーとして加わった元世界3階級制覇王者のジェフ・フェネク氏は「井上はスピードがあって素晴らしい選手だが、エルナンデスのような選手とはこれまでに戦ったことがないはず。エルナンデスはパワーがあるし、ハングリーであるところが強みだ」と語り、経験差がアドバンテージになるという見方を示した。

 スパーリングやミット打ちなどの練習を見守った井上の父でもある真吾トレーナーは「今日は参考にならない」と前置きしつつ「フットワークを見る限りスピードは尚弥のほうがある」と分析。下がらず、かつ相手を中に入れさせないボクシングでエルナンデスの牙城を崩すつもりだ。

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